北海道ミテミル イッテミル (北海道観光スポット巡り旅)

ダンボーを相棒に北海道のあちらこちらを巡る訪問記。観光スポットからB級スポットまで、見たい北海道・魅せたい北海道を捜し歩いています。ひっそりとでも続ける旅の備忘録。

東川町 薄暗かったけれど秋の天人峡・羽衣の滝

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ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2018年の10月中旬に訪れたのは東川町の天人峡。秋も深まり紅葉満開の時期に出かけてみた天人峡・羽衣の滝。けれども、いかんせん時間設定に失敗してしまい、暗すぎて紅葉感を感じられなかったという苦い思い出。

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天人峡温泉街の公共駐車場に車をとめて、向かってみたのは羽衣の滝へと通じる遊歩道。
長い閉鎖期間を経て、久しぶりに開通していた遊歩道。秋の羽衣の滝を見られるのは数年ぶりということで、当時話題にもなっていた。
「夕日を浴びる紅葉なんていいかも」と思って向ってみたけれど。


~天人峡・涙岩~

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天人峡は高い断崖に囲まれた峡谷の地。日没まではまだけっこう時間があるのに、夕日は崖の影に阻まれて、峡谷のほうまでは差し込んできていなかった。
崖の上のほうには日が当たっているんだけれどね。もう、下界の方はすでに薄暗くて薄暗くて。

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天女の流した涙がいまも流れ続けているという岩壁の涙岩。


~見返り岩~

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すごくきれいだったんだ、上のほうは。夕焼け色の光りを浴びていそうな、輝く見返り岩周辺。

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でも、下界はかなり薄暗くって。もっと太陽が高いうちに来なくちゃね。薄暗いとはいえ、肉眼ではそれなりに見えるし美しかったんだけど、写真は技術的な問題もあって、いまひとつふたつ。

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天女が踊り、目印にして空へと帰ったという見返りの岩。


~天人峡の遊歩道~

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とにかく急いで、羽衣の滝へ行かなくっちゃ。真っ暗になっちゃうかも。

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いそげー

暗いから気をつけてね

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いたっ

ほらぁ

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泣かないの

羽衣の滝へと続く遊歩道。公共駐車場から遊歩道の入り口までは10分もかからないけれど、それなりの上り坂。そして、遊歩道の入り口から羽衣の滝までは、アップダウンはそれほどきつくない整備された歩きやすい道とはいえども、自然の木々の中を歩く道。

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なお、天人峡温泉街はコンビニという便利なものが建つ場所ではなく、というどころか、お店がいっさい無い場所。2020年現在、営業している温泉も「しきしま荘」の1件のみ。みたところ、自動販売機なんてものも道沿いには置かれていない。

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「のどかわいた」「おなかすいた」となっても、お店もなにもないので、どうにもできなくなるので注意(もしかしたら、しきしま荘のロビーとか売店に売ってるかもしれないけれど)。
私自身、「どっか買うとこあるでしょ」なんて甘く考えてて、とても困った思い出。
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はやくおいでー

東川町方面からいくにしても、美瑛町方面から行くにしても、道の駅辺りで「食べるもの」「飲み物」を買っておいたほうがよさそう。コンビニには「この先コンビになし」なんてガソリンスタンドみたいな看板は出ていないので、「次のコンビニで」と思ってると、さっきのが「最後のコンビニだった」という可能性もあるのでご注意を

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見えてきたね





~天人峡・羽衣の滝~

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そしてたどり着くのは、北海道最大の落差を誇る羽衣の滝。

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270mの落差を7段に分かれて落ちてくる羽衣の滝。秘境感あふれる天人峡の奥まった場所で流れ続ける、天人峡最大の見せ場。

9月に来たときに飛び回っていたトンボは一匹も見当たらず。みんないなくなった後。

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時間も遅いからか、ほかのお客さんも全然いなかった。

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暗くなってくると、この辺、熊もいっぱいいるんじゃないかなって不安になる。街灯もある雰囲気ではないので、本気で暗くなるとやばそうだから、そろそろ帰らないとね。

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ばいばい

またね

そして帰り道。

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この日は、まだ営業していた天人閣の灯り。もう、最後のがんばりをみせていた時だったのかも。日帰り入浴してみようと思っていたけれど「また来年でいいや」と思って後にしちゃったけれど、もう無理っぽい… 行ける時に行かなくちゃね…


【場所(羽衣の滝の滝見台)】

 

【東川町 羽衣の滝】

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【訪問日:2018.10.14】