ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2019年の7月下旬に立ち寄ってみたのは、ラベンダーが終わりを迎え始めた時期の富良野市。きれいな沼があるという噂を聞いての、鳥沼公園へと。
富良野の市街地からちょっとはなれたところに有る鳥沼公園。
ラベンダーの名所になるような場所からも離れたところに位置しているので、ラベンダー目当てでやってくる人がいない公園。
周辺には廃バスもポツンと。何かに使われているのかな。
原生林をそのまま利用しているらしい鳥沼公園。人工的な景観になりすぎないよう、自然の木々を生かすようにして整備されているみたい。
沼のほう見に行くよー
のぼれる?
がんばるの...
公園の中に沼は湧き水によってつくられていて、きわめて透明度が高く、美しい毛間になるらしい。そしてこの沼、富良野という冷え込む地にありながらも、凍ることのない不凍沼なのだとか。
この沼が、鳥沼公園の人気の高いビュースポット。緑の沼と呼ぶ人もいるみたい。
緑の沼と言っても、沼自体が緑なのではなくて、周囲に立ち並ぶ木々の葉の緑がきれいに水面に写りこみ、あたかもそこに緑色の沼があるように見えるらしい。
おさかな、いるのかな
風のない日には、空の青と木々の緑が鏡のように写りこみ、透き通る沼の中には泳ぎ回る魚たちの姿が空や森の中を飛んでいるみたいにも見えてきて、なんとも不思議な気持ちになってきちゃう。
おいしい?
とっちゃダメだよ
2016年の台風被害の後、一時期なぜか水の色が変色し、美瑛の青い池のような色合いになってしまったのだとか。その当時は美瑛の青い池が台風被害で閉鎖されていたため、その代わりのスポットとして話題になっていたらしい。
僕が行ったときは、あまり「青い」という雰囲気は感じられなかったけれど、もうすでに元の色に戻っているのかも。
鏡のように回りの世界が写りこむ鳥沼公園の、透き通る沼。この日は、ものすごく暑い一日だったけれど、すがすがしい気持ちになった場所。のんびりと座り込んで水面を見ていると、青空をも見下ろしている気分にもなってきちゃった。
透明度の高い澄んだ水と、周囲が写りこむ水面、そしてエメラルドグリーンを感じさせる色合いで有名な鳥沼公園。
エメラルドグリーンは、たぶん樹木の緑の写りこみ。この雰囲気もまた、きれい。
こうしてみると、紅葉の名所にもなっていたりするのかなって思うけれど、あまり話は聞かない。でも、いつか確かめに行ってみなくちゃ。
きれいだったね
うん
近くには富良野バーガーのお店もあるので、お昼ご飯ついでのお散歩にもよいのかも。
たんぽぽは元気ないね...
ラベンダーを求めてやってくる人はいないけれど、混むときは混む鳥沼公園。遠くからの観光のお客さんよりも、地元の人たちがよく行く場所なのかもです。
公園散策については、入園料駐車料金もかからず、のんびりと楽しめる公園です。
【場所】
【富良野市 鳥沼公園】
【訪問日:2019.07.28】