
ダンボーの北海道巡り歩きの旅。2018年の8月に立ち寄ってみたのは、日本海側檜山地方の乙部町。道外から観光で来る人たちにはマイナーかもしれないけれど、独特な海沿いの風景がならぶ街。そこに佇む奇岩のひとつ「くぐり岩」。

乙部町滝瀬地区にある観光スポット、くぐり岩そしてシラフラ。車の展開場所のような小さい広場が駐車場も兼用しているらしい。駐車可能なのは4~5台くらいのような、ささやかな駐車場。こちらに車をとめて海岸の方へと坂道を降りていく。

最初に見えてくる1枚の岩。

あれがくぐり岩かと思うと、そうではなくて軍艦島という岩らしい。

もう少し下りていくと、くぐり岩の全貌が見えてくる。くぐり岩が見えてくるまでは5分歩かないくらいだし、くぐり岩の近くに行くのも10分もかからないような距離。

海の方へとせり出した岩と言うか崖と言うか、そこにぽっかりと穴が開くのがくぐり岩。

滝瀬海岸を北側と南側に分断する敷居のように突き出している白い岩壁。その白い岩盤にぽっかりと穴が開き、壁の向うとこちらを行ったりできるようになっている。
こうしてみると小さそうだけど、しっかりと人が通ることができる大きさ。

潮が満ちているときには、この穴のあたりまで水につかるらしいので、通るときには潮の干満も調べておいた方がいいのかも。

この日は、ちょうどいいくらい? 潮がひいていると、海につからなくてもくぐり岩を正面から(先端方面から)見ることもできるくらいになるみたい。

ちなみに先っぽの足みたいなとこ。

くぐり岩の岩壁そのものは300~400万年ほど前に出来上がったものらしい。岩の表面を指で優しくなぞってみると、指先が白くなる。やわらかいという表現が適切か分からないけれど、がちがちの硬い岩という雰囲気ではない。

岩の表面に並ぶ突起物は、とてつもなく不思議。ダンボーもステージのようなときっ物の上に立ってみる。

くぐり岩をくぐって眺める滝瀬海岸の北側。海の水も、とてもきれい。

遠くに見えるのは舘の岬かな。山腹の中央に白く見えるのは、おとべの白文字。

どことなくだけど、砂浜も普通の砂よりも白っぽく感じたり。

ちなみに、このくぐり岩、天然自然のものではないらしい。
江差をはじめ、かつてニシン漁が盛んだったこの地方。約400年ほど前に、獲ったニシンを運ぶのに邪魔だったのがこの滝瀬海岸の白壁の岩。

「この壁、邪魔」ということで、当時の人たちが一生懸命に穴を開けて人が通れるようにしたらしい。ニシンをいっぱい背負ったおっさん達が、この地を歩いていたんだね、きっと。
海のほうか山の方へ、ちょっと周りこめばいいじゃんとか思ってしまうんだけど…

もともと薄くなっていたか、小さな自然の穴が開いていたのかなあとも思ったりもするけれど。

崖の上のほうにも、小さい穴があるんだよね。こちらは通るのは大変そうだけど、自然なのか、人工なのかも調べていないので不明。

軍艦島の存在も、何とも不思議だね。なんでこんな板一枚のような岩が取り残されたかのように立っているんだろう。

岩の模様を見る限り、くぐり岩と同時期にできたんだろうなって思うけれど。

北海道らしくないというといい意味に聞こえないけれど、北海道ぽくないどこかの異界の地。そんな雰囲気を持っている滝瀬海岸のくぐり岩。
いつか通行不可になるかもしれないし、いつかなくなってしまうかもしれない不安も感じるくぐり岩。

しばし海岸で遊んだあとは、

ばいばい
またね...
くぐり岩ともお別れ。さて、今度はシラフラへと行くよ。

シラフラはあっちだって
【場所】
【乙部町 くぐり岩】

【訪問日:2018.08.18】