ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2018年の夏ごろに訪ねてみた檜山地方の乙部町。特徴的な美しい海岸線が見どころのひとつでもある乙部町。くぐり岩と並んぶ観光名所となる滝瀬海岸の白い壁、シラフラへと。
乙部町の滝瀬海岸は全体的に白っぽい岩肌が並ぶ海岸線。
くぐり岩に背を向けて、江差方面へと海岸線を歩くことしばし。距離は1kmには満たないものの、歩きにくい。
砂浜だったり、小さい砂利だったり。一歩進めば、ずんと足が沈む。重たくなったせいかなとも思うけれど、砂浜は歩きにくいのは定番。
大きな岩もごろりと落ちてきている滝瀬海岸。こんな海沿いをひたすら歩く。なお、潮が満ちているとけっこう海が崖に近づいてくるので、別の意味で行きにくくなるようです。
歩きやすいとこ、さがそ
岩盤のようになっている固い地面のところを歩くと、少しはマシになる。
振り返れば、軍艦島も遠くになりけり。
なんとも不思議な雰囲気の崖。曲面を描くところまで波が来ているうちに、こんな形になったのかな。
それにしても、カメラの設定を間違えたのか、写真がほとんど白トビ気味。大失敗。
そうこうしているうちにたどり着くシラフラ。
白トビしちゃってるけど、シラフラ。
海岸線を歩いてたどり着く、高さ30mほどの白い岩が立ち連ねる白色の崖。
表面模様を見ていると、ここにいたる前の岩肌とはちょっと違った雰囲気の姿。地層模様も見えないし、質感もなんだか違う。
こちらは約500万年ほど前の噴火によって飛んできた軽石が海底に堆積してできた地層らしいので、くぐり岩とは時代がちょっと違うみたい。
ただ1枚、あまり白トビしていなかった写真。北海道ぽくない場所だけれども、それがまた異質な感じで楽しいスポット。もっと近くに行きたかったけれど、砂浜歩いて疲れちゃったので、諦め。
ばいばい
としたんだけど…
別日。
家に帰って写真を見たら、何もかもが白トビしていて悲しくなったので再チャレンジ。調べていたわけではなかったけれど、この日も運よく引き潮の時間帯。
満ち潮のときは、崖淵まで海が来ちゃうらしい。
再び歩きやすそうな硬い地面を探しながら、目指すはシラフラ。
前回以上にひき潮の日。
ほーるいん わん!
波と風が遊ぶゴルフゲーム、みたいな。
そうしてたどりつくシラフラ。
日本海の海をさえぎる白色の壁、白屏風。
夕日には時間が遠かったけれど、こうしてみると若干だけど茜色。
高さ約30mの白色の断崖絶壁が500mほど連なるシラフラ。
調べてみると高台の方からシラフラの絶壁を眺められる場所もあるみたいだけれども、そちらは2020年のいまも未訪問。
そばまで行かないの?
この日も足腰の疲れで、ここどまり。
北海道ぽくないし、どこかの無人島に来たような気持ちにもなるシラフラ。なお、シラフラという言葉は、白い傾斜地という意味を持っているらしい。傾斜というよりは断崖絶壁の気がするけれどね。
まって まって!
夕日っぽくなってきたね
夕日にはまだまだ程遠いけれど、そろそろ夕焼けも始まりそう。
くぐり岩の方を眺めてみれば、
澄み切った世界もきれいだった。
せっかくだから、
くぐり岩にも寄ってみることにしたのです。
【場所】
【乙部町 シラフラ】
【訪問日:2018.09.29他】