ダンボーの北海道征服の旅。2018年の9月上旬に訪ねてみた東川町の天人峡。消え去ってしまいそうな天人峡温泉街の奥から、忠別川に沿って多岐の方へと延びる遊歩道へと。そこは見返りの岩にも見守られる散策路。
天人峡の遊歩道は、羽衣の滝へと通じる森のなかの川沿いの小路。大きなアップダウンもなく、比較的歩きやすい散策路。天人峡の公共駐車場から散策路の入り口までの上り坂の方がきついくらい。
遊歩道の横を流れる川は、どことなく青い色が強めの忠別川。
そして見上げれば、またも並ぶ柱状節理の岩の連なり。柱状節理と崖と川と森とに、自然に包まれた遊歩道。
このなかのどれかが「見返り岩」と呼ばれる岩。木々のなかからにょきりとあたまを突き出す岩の列。
天人峡は羽衣伝説が残される地。
その昔、羽衣を奪われてしまい、住むところへ帰ることができなくなり悲しみにくれていた美しき天女がいた。
それを見ていた弓使いの若者が、山賊に奪われた羽衣を取り戻して天女の元へと返してあげた。
羽衣を身にまとった天女はお礼として天女の舞を躍り、若者に別れを告げそして空へと帰っていったという。
見返りの岩を目印として空高く登り、ふりかえり、ふりかえりながら青い天の国へと。
あれかなぁ
なんとなく、あれかな? とは思ってるんだけど。似たような岩が並ぶと、ちょっとわかりにくいかも。
忠別川に沿って延びるこの遊歩道は2013年の5月に、冬期閉鎖期間中における大規模な土砂崩れが発生していることがわかり通行止めに。
このときから長きにわたって通行不可能となってしまい、2018年の6月にようやく復旧工事が完了して復活。
また、羽衣の滝を見に行く環境が整ったばかり。復旧工事から時間もたっていないためか、遊歩道の整備も比較的しっかりとしている感じ。ところどころ、水溜りがあったりしたけれど。
森の小道の木々とのふれあいながら、奥へと進む遊歩道。
自然に囲まれているような気分に浸りながら、入り口からは15分も歩けば、もう終点近く。
あれが、羽衣の滝?
一瞬滝のように見えるけど、あれはいわゆる砂防ダム。
それにしても、
器用に積むね…
そしてその奥に控えているのが、
羽衣の滝。
【場所】
【東川町 天人峡見返りの岩】
【訪問日:2018.09.02】