ダンボーの北海道さ迷い歩きの旅。2020年の9月の下旬に立ち寄ってみたのは比布町の比布駅。比布町のその名が日本全国に知られるきっかけになった駅。
北海道の小さな町の中の駅。その歴史をさかのぼると、開業は明治の世の1898年。長きにわたって交通の拠点として活躍してきたことになる。
小さな町の駅とはいえ、現在の駅の建物はおしゃれムードのある雰囲気。こちらは2016年に旧駅舎を取り壊して建替えられたもの。
建替える前の旧駅舎は、昭和の始めの1934年に改築されたもので、戦前、戦後、高度経済成長、バブル、そして平成と、歴史を眺めてきた駅舎。
とうとうやってきたね!
そんな旧駅舎時代に、北海道の小さな町の小さな駅の名を、日本全国にとどろかせることになったのは肩凝り解消のピップエレキバン。
1980年、テレビが過程の娯楽の象徴だった頃に、CMに映し出されたぴっぷ駅、というか駅のホーム。
「そんなのあるんだ」って、大きな話題になっていた、そうな。
時代の流れとともに駅自体は現在無人駅となっているけれど、駅舎内には「ピピカフェ比布駅」というお店が入っていて、軽食をたのめたり、お土産を買えたりもする場所。
それにしても、すっかりとんと暗くなっちゃったのが悲しい。
「ぴっぷ」がいっぱい並ぶ駅名表示はなんとなく面白かったりもするけれど、2020年12月に発表された廃止駅の一覧の中に含まれていたのが「きたぴっぷ」と「みなみぴっぷ」の文字。
ぴっぷがいっぱいでPがいっぱいで楽しげだった駅名表示も2021.3.31で現役の役目を終えてしまいそう。現役のうちにもう1回行ってみなくちゃ。3月終わりごろにもなれば、運転しやすくなってくれるかな。コロナも終わりが見えてくるかな。
それにしても、観光案内版の
「地獄に通ずる穴」も気になって仕方がないところ。
次は、明るい時間に来て見なくっちゃ。
春までに、また来ようね!
駅の前には20台程度はとまれそうな無料駐車場もあるので、車で行っても安心です。
【場所】
【比布町 比布駅にて】
【訪問日:2020.09.20】