ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、平成が終わろうとする2019年の4月下旬に訪れてみたのは、札幌市の大倉山ジャンプ台の展望台。このころ試験的に運用されていたリフトの夜景運行を試すため。
大倉山のジャンプ台は昭和7年に大倉山シャンツェとして生まれたスキージャンプ競技場。当初は60m級のものであったが、昭和27年、39年と回収が施され90m級の競技場へと姿を変え、昭和45年にはオリンピックを控えての大改修が施されアプローチ最大傾斜35度の競技場になるとともに、大倉山ジャンプ競技場と改名。
ここは札幌冬季オリンピックでは90m級スキージャンプ競技が開催されたジャンプ台。宮の森ジャンプ競技場で開かれた70m級では日本勢が金銀銅と完全制覇をしたものの、数日後の90m級では日本勢は7位が最高位。
標高307mのスキージャンプのスタート地点にある展望台からは、札幌市の街並み、そして石狩平野が一望できるという。
この時期、リフトの夜間運行が試験的に実施されていて、札幌の街並みの夜景を見られるスポットになっているというのでちょっと立ち寄り(リフトは有料)。
ロープウェイではなくてリフトで上にのぼる。小さい子どもが「こわーい」といやがって泣いていた。
ちなみに、ここに来る途中に藻岩山ロープウェイの駐車場の前を通ったら、かなりの待ち時間。こちらはあまり知られていなかったからか、待ち時間ゼロ。それどころか、あんまり人いない。
急傾斜のジャンプ台を眺めながら、上へ上へ。
振り向くと体制が悪くなって、ちょっとどころじゃなくコワい。
振り向いて夜景を撮るのはあきらめて、上へ上へ。
上にある展望台は1F、2F、屋上だった記憶。2Fは窓付きの展望スペースだったような。
札幌夜景は、いつの間にか函館夜景を抜いてトップクラスの評価がされている観光スポット。
スキージャンプ台の向こうに、札幌の街並みが広がる。テレビ塔から西側を見たときに、山の上に光って見える場所がたぶんここ。正面に見える直線ぽい光が大通。
三脚は持ち歩いていないので、手ブレばかりの写真になったけど。こちらはちょっと角度を変えて北区方面、だった記憶。
カゼ、こわい
落ちそうでこわかったり。僕が落ちそうということではなくて...
ほぼほぼ、屋上からじゃなくて1Fの展望スペース辺りからの写真。
屋上からの景色は、藻岩山夜景のような人気が無いのが不思議なくらいに、きらびやかな札幌夜景が広がる展望台。
こちらの展望台、ジャンプ競技場の向こうに広がる夜景を楽しめる唯一無比の場所らしい。そんな写真は撮っていないけれど。
のぼるとき無理して振り向かなくても、降りるときは目の前に夜景が広がるって当たり前のことに気がついた瞬間。
ゆっくりゆっくり、夜景が近づきながら見えなくなりながら、空中散歩の終了時間。
またね
2019年度は試験的運行だったみたいですが、2020年度は夜間通常運行みたいです。ロープウェイのような3密とは無縁の、リフトでのぼる夜間空中散歩。天気の影響を受けやすそうだけれども、こちらもオススメな夜景スポット。
藻岩山は530mほどの場所にある展望台。そこまでの高さと広がりは無いけれど、こちらも楽しめるビュースポット。
【場所】
【サイト】
【札幌市 大倉山ジャンプ展望台の夜景】
【訪問日:2019.04.29】