冬の雪の定山渓の街並み散歩。太陽が消えてしまうと、あっというまに暗くなっていく冬の夜。雪灯路がはじまる18:00まではまだ時間があるので、源泉公園へと立ち寄ってみて。
【定山渓源泉公園】
定山渓源泉公園は、温泉好きで定山渓温泉を開発したといわれる僧侶・美泉定山の生誕200年を記念してつくられた公園。公園内には、足湯があったり、温泉卵が作れる施設があったりとする憩いの場所。
ここの足湯は、定山渓温泉の中でも規模が大きめ。大きいというよりは長いという感じで、そこそこの人数が並んで座れる場所。
ところが、屋根のあるスペースが少なくて。冬や天気の悪い日は、ベンチが濡れているので座りにくかったり。また話によると、場所による温度差がものすごかったりするらしい。
美泉の滝と呼ばれる場所も、プロジェクションマッピングでライトアップされて輝いて。
そして小さなイルミネーション通りも作り上げられていて(冬だけかも)。
カラフルさの無い、静かな白色系のイルミネーションではあるけれど。
ひっそりとした輝きだけれども、白色光が雪に映え、氷雪が反射して輝いて。
規模はとっても小さいけれど、ちょっとしたおまけの美しさ。
さて源泉公園の奥に鎮座するのが
美泉定山の像。修行をしているかのように公園の奥で、熱い源泉に討たれている。
暗がりの中にライトアップされるその姿。当の本人は長きに渡って行方不明とされており、張碓において亡くなっていたことが分かったのは。比較的最近のことだという。
【定山渓神社】
例年、1月後半から雪祭りの前まで数日間に渡って定山渓で開催されるのが定山渓雪灯路。その会場となるのが、定山渓神社。
18:00から始まる雪灯路は、定山渓神社の境内がスノーキャンドルで温かくともされて、幻想的にゆらぐ灯に囲まれる。
18:00にすべての明かりが灯せるよう、17:30ごろからキャンドルへの点灯が徐々に始められていて。神社の本殿のほうから徐々に外の方へと、明かりが進んでくる。
まだ点灯しきっていない段階では白い筒でしかないけれど、キャンドルが灯れば、
妖しく輝く光の筒。
まだすべてのキャンドルが灯っていないけれど、ゆらぎながら輝くその光が、どんどん広がっていき。
あっというまに境内が光の海に包まれていくけれど、ずべてが灯るまではまだもうちょっと時間が必要そう。
キャンドルの灯の温かさのせいか、冬の冷え込む夜のわりには暖かさが感じられて。
まだ18:00までもうちょっと時間がある。全部が灯ってから、もう1度。
【かっぱ家族の願掛け手湯】
冬のせいか時間のせいか、お湯が少なくなっていた願掛け手湯。ひしゃくが置いてあって、河童の頭のお皿にお湯を注ぎこんで願掛けを行なうという。でも、この日はひしゃくも見当たらず、お湯もほとんどなくなっていて。
雪の積もる冬の夜。妖しく灯り、輝きゆらぐ、定山渓神社の雪灯路へと。
【場所】
【訪問日:2019.023】