ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、2022年の11月中旬に立ち寄ってみたのは留萌市の幌糠駅。2022年の3月末をもって運行が終了となる、留萌・石狩沼田間にある小さな駅。
1910年に留萌・深川間が開通した際に開業した幌糠駅。
開業した当時は木造の駅舎が建っていたけれど、国鉄が民営化される頃に貨車駅舎へと改築されたらしい。本来は恵比島駅もこんな風情だったのかもしれない。
なかでひとやすみしよー
小さな集落の、小さな駅の、小さな駅舎。
使う人は少ないようだけれども、結構きれいに整えられていました。
この駅舎内に入ることができるのも、おそらくは3月末までなんでしょうね。
ホームも行こうよ
駅のある周辺は留萌御料林地とも呼ばれていた地域で、駅の周辺もその集落の中心として栄えていた場所らしく、戦前は材木の主要な搬出駅として活躍していみたい。
いまはもう、民家も少ない住宅地の中にあるような駅になってしまったけれど、それでも峠下駅や真布駅に比べると、人里の中にある駅という雰囲気は残っていた。
JA留萌の事業所が目の前にあったりするので、比較的近隣の中心地ではあるみたいだけれども、実用的に使用する人の数は極めて少ない駅。民家も立ち並んではいるけれど、お店がありそうな雰囲気でもないし、みんな車で移動するんだろうね。
昔は貨物線の線路もあったらしく、線路がカーブしているのはその当時の名残らしい。
静かな集落の中にポツンと立つ無人駅。
今まであまり気にしたことなかったけれど、貨車駅舎って、下から向こうがのぞけることもあるのね。
地面の上に直にじゃなくて、土台の上に置いているからかな。
かつては峠下駅と幌糠駅の間に、駅舎を持たない東幌糠駅があったのですが、そちらのお跡地には立ち寄りませんでした。ただの野原になっているかもしれないけれど、行ってみればよかったかなあとちょっと後悔。
【場所】
【留萌市 幌糠駅】
【訪問日:2022.11.12】