ダンボーの北海道巡り歩きの旅。2021年の6月中旬に立ち寄ってみたのは浦河町。浦河の港を見下ろす高台の斜面に広がる、ルピナスの丘と呼ばれる場所へと。
ちょっと時期が早いかもと思ったりしたけれど、立ち寄ってみたルピナスの丘。
港を見下ろす高台にある浦河町ファミリースポーツセンターの裏手に広がる斜面が、ルピナスが咲き連ねるというルピナスの丘。
ファミリースポーツセンターの駐車場に車をとめて、建物の脇を通って歩くこと1・2分。海が見えてきたら、その下り斜面はもうすでにルピナスの丘。
ルピナスの名所といえばフラワーランドかみふらのをはじめとして、道内にもいくつか有名な場所が歩けれど、浦河町のルピナスの丘は規模感こそ小さいけれど、海と共にルピナスの花を眺められるルピナススポット。
天気がよければ蒼い空と蒼い海とともに、そして斜面は西方向を向いているので夕焼け時ともなれば、港のはるか彼方の方に沈む夕日と、夕焼けを浴びるルピナスを楽しめる場所。この日はあいにくの曇り空。
ルピナスの丘は、平成11年に町民ミュージカルに参加した小学生がみんなで種を植えたのが始まりとのこと。
翌平成12年には「ルピナスの丘」という題名の町民ミュージカルが上演されたことからルピナスの丘と呼ばれるようになったのだとか。
以来、街の人たちの手を借りながら花畑を育てているらしい。
ルピナスの花も育っているのは約500株とのことで、規模的には他の観光名所と比べると小さめだけれども。
その由来、子どもたちの思い出と共に育っているルピナスの丘、そして海と共に眺められるという点は、あまりほかでは聞かないような感じ。始まりのときに子どもだったみんなも、今はもう立派な大人。廃れることなく丘が続いているのは、きっと嬉しいだろうね。
ルピナスだけではなく、他にもいろんな花が咲いている場所。
何の花なのかは、ぜんぜん分からないけれど。
オブジェクトもほほえましい感じ。
秋にはコスモスも咲き並ぶという噂。秋にも行ってみたいかも。
けっして大規模な花畑ではないので、圧倒されるような迫力や美しさを求めて遠くからやって来ると「?」ってなっちゃうかもしれないけれど。
ルピナスの丘のバックボーンを頭の片隅に置きながら、海と夕日と共に、小さい規模なりの美しさを静かに楽しむのがいいのかも。観光のお客さんも、実際のところあまり多くはなさそうだし。
お天気がいい夕方に、夕日の沈む海を眺めながら、夕映えのルピナスの丘をベンチに座ってゆっくりと過ごすなんて風流かも。
子どもたちが植え、子どもたちと共に育ってきたルピナスの丘。絶えることなく、これからも続いてほしい、ささやかなれど美しい花畑。
いつまでも続くといいね
この日は満開一歩手前の雰囲気だったので、満開となるともう少し賑やかに咲いていそうです。
【場所】
【浦河町 ルピナスの丘】
【訪問日:2021.06.11】