ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2021年の5月上旬に立ち寄ってみたのは浦河町の優駿さくらロード。その西舎桜並木道の終点付近から、少しばかりはなれたところに佇む桜の名木、長寿桜。
自生の桜なのか、植栽されたものなのかははっきりとしていないらしい桜の名木、長寿桜。
「うらかわの名木第3号」ともされている長寿桜は、濃い紅色が特徴的とされる、オオヤマザクラの一種であるベニヤマザクラ。
明治40年に、この地に日高種馬牧場が開設されており、その頃に植えられたものだとすると、既に樹齢が百年を超えるという桜。
「毎年のようにこの桜のもとを訪れ、幹を抱き、パワーをもらって長生きした」という逸話があることから、長寿桜と呼ばれるようになったらしい。
だっこできる?
だめなの
いまはもう、木の周囲はロープでくくられて、抱きつくことはできないけれど。
ぽつんと並木道から外れて、孤高に艶やかに立つ姿は、なんとも長老ぽい雰囲気もあって、美しい。
そういう姿を傍で見るだけでも、なんだかパワーをわけてもらえそう。
百年という長い間、浦河のこの地で、何世代にもわたるサラブレッドの歴史を見つめてきたであろう長寿桜。
なんだか馬券的にも御利益がありそうで。
でも、そんな実績があるという話は聞かないなぁ。
長寿桜のある付近には、広めの空き地が駐車場になっているので、車でも安心。また傍には、他にも名木とされる桜が立っているので、のんびりと桜めぐりをすることもおすすめです。
【場所】
【浦河町 長寿桜】
【訪問日:2021.05.03】