ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、2021年の3月下旬に立ち寄ってみたのは新ひだか町の日高三石駅。2021年の3月末日をもって路線の大部分が廃線・廃駅となった日高本線。現役のうちにひとつでも多く回ってみようと向かってみた日。
着いたけど、すっかりと真っ暗になってしまった日高三石駅。建物の佇まいは、駅と言うよりも道の駅や観光ショップ的な趣のある、国道にも面した駅。
外はもう暗くなって、雨も降っていたとき。建物の中は列車が来るのを待つ人もいないけれど、煌々と明りがついていて。ふれあいサテライトとして使われているからか、暗い夜の中に、あったかそうな光が灯ってた。暖房は無さそうだったけど。
いすの背もたれ、火星人襲来みたいでかわいかった。
暗闇の中に伸びていく、列車が走らない線路。どこか不思議なところにつながって行きそうな雰囲気。
もうこれ以上先に行っても真っ暗闇だなあと、日高本線現役のときの巡り歩きは、ここで諦めちゃった。
さてさて別日。廃駅となった後、4月の上旬に立ち寄ってみた日高三石駅。
もうすでに駅としては機能していない、日高三石駅跡。
昭和8年、日高本線が静内駅から、ここ日高三石駅へと延伸した際に開業。
国鉄時代の終わりごろには駅員のいない駅となり、ＪＲとなった後には完全に無人化。
平成5年に今の建物に改築され、ふれあいサテライトが併設。もともとは、駅としては無人駅だけれども、店舗とかも入っていたみたい。
平成27年の高波被害によって日高本線の大部分は運休が続き、そのまま廃駅となってしまった日高三石駅。
1週間前にはあった駅名表示も撤去され、寂しい雰囲気だったホーム。
またひとつ、駅とのお別れでした。
【場所】
【新ひだか町 日高三石駅】
【訪問日：2021.03.28他】
