ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2020年の7月上旬に立ち寄ってみたのは富良野市。ドラマ「北の国から」のロケ地にもなっていたという富良野市麓郷(ろくごう)地区の、行き止まりのような場所に広がる「ふらのジャム園」の奥に佇む麓郷展望台へと。
富良野市麓郷地区の行き止まりのような場所に広がる「ふらのジャム園」。向ってみるとそこはアンパンマンショップがお出迎えをしていたり、お土産屋さんがあったり、軽食屋さんがあったりと、しっかりとした観光地風。
食べてみたのは、カタラーナクロワッサンだったかな。おいしかった。
お花畑を見ようとしてこちらに向うと、小さいお子さんが居ると、この場所から離れてくれなくなりそうな雰囲気。
この「ふらのジャム園」の敷地内の奥にあるのが、富良野の田園風景を見渡せる麓郷展望台。アンパンマンショップなどの店舗が並ぶ場所の駐車場を通り過ぎるようにして坂道を登っていく。
途中から一方通行になるけれど、展望台まで車で上って行くことが可能。もちろん展望台前にも駐車場は完備。
細めの坂道を通る途中「五郎が熊に出会った場所」「純と蛍が二人で歩いた冬の山道」みたいな看板もあり、ロケをしていたんだなとおもうけれど、あまり見ていないのでいまひとつ実感がなかったり。
細めの林に囲まれる路を抜けると、急に広がる世界。途中に立つ一本木は「開拓の木」と呼ばれているらしい。
麓郷展望台はさらに上。標高500mの小高い丘に立ち、富良野麓郷地区の田園風景を、お花畑越しに見渡せる場所。
季節によっていろいろな花が咲く麓郷展望台。7月中旬はというと、メインとなるのはこの花。
もちろんというべきか、富良野といえばラベンダー。
ちょうどこの日は、早咲きが満開前後、遅咲きはもうちょっと先かなあという頃。
逆にラベンダー以外の花は、あまり咲いていなかった時期。
6月下旬くらいにはルピナスの花が色濃く花開き、バトンタッチをするように、いろいろな花による地上の虹の帯が広がっていくみたい。
展望台そのものにはお店等はないけれど、彩の広場やレインボーロードと呼ばれるお花畑が広がり、そしてはるか向こうに広がるのは北の国からの舞台となった麓郷地区の田園風景。
広大な敷地面積を持つとさせる東大演習林にも囲まれるように、静かに佇む麓郷地区。
富良野っぽいというか、北海道っぽい雰囲気。
富良野のラベンダースポットとしては、メジャーどころと比べるとあまり知られていない麓郷展望台。
でも、これぞ北海動的な雰囲気はしっかりと持つ場所。
美しい日本のむら景観百選にも選ばれている、富良野の麓郷地区。
はるか彼方の丘の麓とはいえ、そんな美しい景観をラベンダー越しに見下ろせる贅沢さ。
コロナ禍の2020年だったからか、周りにぜんぜん人もいなかったこの日。アンパンマンショップ周辺には人がいっぱい居たけれど、こちらまで来る人は少ないのかも。
入り口まで来て、ここには来ていないとしたら、なんだかもったいないなあ。
青空が広がれば、もっとキレイだっただろうなあ。
話によると、他のラベンダースポットよりも標高が高めの場所に位置しているため、深山峠と同じように、他のスポットよりも遅めに咲き、他のスポットよりも見ごろを終えるのも遅めなのだとか。
次ぎ行くときは、ラベンダーとは別の季節に行ってみようかな。
富良野地域のラベンダースポットで、この場所をトップに上げる人は少なそうだけれども、けっして悪くはない美しい展望台。
静かにひっそりと、美しい日本のむら麓郷の奥地から、麓郷を見下ろす展望台。
美しい世界の広がる麓郷展望台。
きれいなとこだったね
ちなみに、入場料も駐車場も無料です。
【場所】
【富良野市 麓郷展望台(ふらのジャム園)】
【訪問日:2020.07.12】