ダンボーの旅して巡る北海道。2018年の9月に立ち寄ってみたのは松前町。桜の名所としても有名な松前町は北海道本土最南端の白神岬のある道南の町。
もともとは最南端の地で夕日を眺めよう、ロマンを求めて出かけた秋のある日。移動途中で夕日の角度的に間に合いそうもないと思ったので、最南端を諦めて白神岬展望広場で日没を眺めたあと。
すっかり日が落ちてしまったけれど、やってきた白神岬。ここは北緯41度23分、北海道本土最南端の地。
白神岬は、本州の津軽半島竜飛岬から約19kmの距離。この広がる津軽海峡の下の海底には本州と北海道を結ぶ青函トンネルが走っているらしい。
あわせて、この白神岬は、本州の最北端、大間崎よりも南に位置する道南中の道南の場所。
駐車場は白神岬覆道の福島町方面の出入口と隣接するように、海側にせり出している小さな広場。松前方面からやってくると、覆道出口で急に右折することになるので、安全には細心の注意が必要。
そしてこちらの駐車場は車をとめるスペースと北海道最南端の碑があるだけで、その他の施設は何もない展望駐車場。
こちらの駐車場からも、海の方へと下りる階段があるので、波の状況にもよるのだろうけれど、せっかくなら海の方へと下りてみたいところ。
あらっぽい岩肌が顔を覗かせ連なる白神岬。はるか彼方に見える陸地はおそらく本州竜飛岬。
このあたり周辺は、北海道と本州を渡り歩く渡り鳥たちの大切な休憩地点にもなっているらしく、季節によっては数多くの種類の野鳥が鑑賞できるそう。
本当はここで夕日を見る予定だったのだけれども、夕焼けの残り香を楽しむだけ。
もどれー もどれー
もどってこないの...
夕日は戻ってこないけれど、うっすら残る夕焼け色だけで良しとしようね。でも、もしかするとこの日だと角度的に夕日そのものは見れなかったのかもしれず。
白神岬の海辺付近。暗くなっているので青さはまったく感じられないけれど、昼間だときれいそうな雰囲気。
海辺とはいえども、砂浜という雰囲気ではなく、荒々しい岩肌が連なる場所。波が大きかったりすると、海の方へ降りるのは危ないかも。
暗くなってくると、白神岬灯台も点灯。1888年にこの地で点灯を開始した灯台は、航路標識番号が0001番であるという。現在の灯台は当時の建物のままではなく、1951年に改築されたもの。まさしく道南端の赤白チョーク。
あとは暗くなる一方なので、まだ夕焼け色が残っているうちに退散。
次はここで夕日を...
【場所】
【松前町 白神岬にて】
【訪問日:2018.09.01】