ダンボーと歩いた北海道、2019年の6月にとぼとぼと歩いてみたのは室蘭市。JXの工場夜景の灯が消える前、すこしでも撮ってみようと思ったけれど寒くなって退散しちゃった日。
室蘭市の工場夜景の代名詞ともなっていたJXの工場群。昭和中期から眩いばかりの輝きを保ち続けていた灯も、令和となりて姿が消えた。光り輝いているうちにと思って周囲を歩いてみたけれど、夜景の姿を見せる前に寒くなって帰っちゃった日。
近いし、いつでも行けるしと思っていたけれど、そう思っているせいか意外と立ち寄ることができなくて。
気がついたら工場の輝きが消える日を迎えてしまったという。いつでも見れる、いつでも行けると思っていると、ついつい先送りにしちゃう悪い癖。宿題も仕事も、同じことを繰り返しているような気がする。
埠頭あたりからの姿は撮ってみることができたけれど、昔眺めた道路沿いからの姿は、結局思い出の中だけに。
ちなみ、この煙突だけはいまでもライトアップが継続中。
暗い工場敷地内に直立する姿は、かなり違和感があるけれど。思い出の工場夜景の残り香というよりは、残された記念碑みたいな。
今現在(2020年)、このあたりから見える景色は白鳥大橋と、JXの煙突とが目立つのみ。
工場の灯は消えたけれど、JXの煙突はいまなお継続点灯中。
【室蘭市 JXの煙突】
【訪問日:2019.06.13】