ダンボーの北海道のイベント巡り、2月の中旬に訪ねてみたのは千歳市の支笏湖畔。最北の不凍湖・支笏湖の湖畔にて開催される冬のイベント、支笏湖氷濤まつりへと。2020年度は1/24~2/16期間で開催されていたイベントの終了間際にお立ち寄り。昨年も行ってみたけれど、今年は残念な結果に。
支笏ブルーとも称される美しい湖、支笏湖。その支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付けて作られた大小いくつもの氷像が並ぶ支笏湖氷濤まつり。夜にもなると、色とりどりのライトアップの輝きの美しさで、幻想感あふれる場所となるお祭り会場。
なんだけど、行くのが1週間遅かった。
行ってみたのは2/15。ちょうど3日前の2/12、いつもなら冷え切っていはずの頃なのに、北海道が春かと思うような暖気におおわれてしまって、とてもとても残念なことに。
いつもはエントランスホールを通って会場に入るのだけれども、ホールの屋根自体が崩壊していて入れない状態。他の施設もほぼほぼ崩壊していて、中には入れなくって。
屋根は落ちるは、壁は崩れているは、柱がむき出しだはで、とても残念な状態。いつもならば施設の中で楽しめるものが、ほぼほぼ全滅。
崩れていたり、天井からぽたぽと雫が落ちてきていたりで、中には入れずじまい。1週前だったらかなり楽しめたのだろうけれど、残念。
散策するだけでもきれいといえばきれいなんだけれども、楽しみはかなり半減。
スケートリンクらしき場所も閉鎖中。滑り台は動いていたけれど、さすがにそれに乗ることもできず。
見れるとこすくない...
外だけでもきれいじゃん
そんな中、ひとつだけ元気にがんばっていたのが苔の洞門をモチーフとした緑のトンネル。
松の枝を氷で閉じ込めて、ライトアップされたグリーントンネル。
それでも雫がぽたぽた落ちてきてはいたけれど、ほかが崩壊しているなか、ここだけは健在だったという。
ちなみにモチーフとなった「苔の洞門」は千歳市の観光名所の1つだった場所。数年前に大雨の影響で、安全が確保できないということで閉鎖されてしまった場所。2017年ごろから試験的に観覧が再開されたけれども、抽選に通らなければ見にいけなかった状態。その試験後、胆振東部地震の影響で再度閉鎖。今般、新たに落石が見つかったということで観光資源としての活用が断念されることが決まってしまった。
いつか行こうと思っていたけれど、またひとつ見ることができない場所が増えてしまった...
こちらは元気だったけれど、本家の方が元気な姿を見れなくなったという。駐車場は撤去されるようなので、登山のような自己責任範囲では見られるのかもしれないけれど、そのあたりの詳細は不明。
さて、お話を戻して氷濤まつり。
溶けちゃったことを知ってる人が多かったのか、コロナウィルスの影響か、去年と比べるとお客さんが少なかったおまつり会場。
会場内を歩くだけでも、きれいではあるんだけれども。
高いところ、行けないんだって
えー...
会場全体を高いところから見下ろせる天空回廊も閉鎖中。
行けるのはここまでだし、当然誰ものぼってない。かなり残念ではあるけれど、こればっかりは仕方がない。いつもだったら、氷の階段を上って会場全体を見渡せる人気スポット。
お魚、見れるとこあったよね?
会えなかった...
氷のお魚ゾーン(氷族館)も閉鎖中。ちょっと生臭い香りが漂ってた。たぶんシートの向こうは溶けかけてる。
おみやげに...
とけちゃうよ
ころころ転がっている氷も、落ちてきたっぽい感じもあってで。
ちなみに去年の開催とは作られているものとか配置とかがちょっと違っていたので、来年はまたちょっと変化した姿が見れると思うけれど。
今年は記録的な暖冬。まあ、仕方がないよね、コレもひとつのレアだよねって、自分に言い聞かせ。
帰るよー
いっぱい溶けちゃってたけれど、それでも冬の暗さに浮かぶ幻想空間のきらめきは綺麗だった夜。
ばいばい
また来年ね
【場所】
【千歳市 支笏湖氷濤まつり2020】
【訪問日:2020.02.15】