白老町の山奥は滝の宝庫という話もあるけれど、熊の宝庫とも言われている場所。そんな町の海沿い道路の観光客向けの食堂にひっそりと住む黒い熊。
苫小牧から登別方面へと進んでいくと通る場所が白老町。日が沈み始めた頃。夜になると動物が暴れだす時間帯になるけれど。
ネコも魚とたわむれに大暴れ。青い空を川のように、飛び跳ねている鮭の姿。
そして、ででんとでてくる
ご飯を求めてあらわれいずる黒い大熊。天に向かって咆哮をあげながら、夕日浴びて腹ペコ時の熊のようで。
まるで怪獣映画のワンシーンのごとく、ひっそりとした白老町の食堂の屋根の上で展開される巨大鮭VS巨大ヒグマ。
ん?
こらっ!
そうそう。
動き出しそうな躍動感、襲ってきそうな迫力は運転中でも感じられるほどで。屋根の上から飛び掛ってきそうな大迫力。子供も大喜びしそうな大迫力。
うしろはなんかかわいらしく。
苫小牧と登別の間にある白老町の、いまでも元気なドライブイン雰囲気の色濃く残るかに御殿。観光のお客さんの団体さんが主な集客だと思うけれど、屋根にのぼったこのくまを見ると、なんとも嬉しくなってしまう。
昔は熊・鮭・蟹と「北海の死闘・怪獣三つ巴決戦」みたいな雰囲気があったらしいけれど、いまは鮭と熊のみ。それでも、暴れだしそうな迫力はいまも変わらず。
看板を見るだけならば、お店が閉まった後の時間帯に行った方が迷惑がかからないかも。私自身、お店の中に入ったことはないっていう状態。観光客向けと思いながらも、いちどは入ってみたい気もする。
【場所】
【白老町 カニ御殿の熊】
【訪問日:2019.03.23】