石狩市浜益雄冬の白銀の滝から少しばかり北へ進むと、もうひとつの滝があるという。
その名は銀河の滝と呼ばれる。「あっちの滝」という別名もあるらしい。
白銀の滝から、山側へと視線を向けながら車で北上していくと、いつの間にか雄冬地域の街中に入り、山の上の雄冬岬展望台の姿が見えてきて。
通り過ぎちゃったのがわかったので、車を停めて探してみる。
海のほうには大きな岩も背を見せていて。
通り過ぎてしまったことはわかっているので、南方面(白銀の滝方面)へと足を進める。周りをきょろきょろ見回してみてもそれらしいものは見えず。でも、見上げてみると。
あった。すごい高い所に。
予想よりもはるか高みを流れ落ちる滝。聞こえるのは滝の音ではなく海の音。眺めていると、崖から押し出された水が音もなく、樹木の中にゆっくりと落ちていっているような感じ。
滝に近づけば、今度は樹木の葉陰に隠れてしまって、見えなくなりそう。
距離はあるけれど、崖の中腹から垂直に流れ落ちるさまは、まるで天空に浮かぶ滝を見ているようで。水にぬれた黒い岩肌を背景に、次から次へと流れ落ちる水流。崖の中腹にぽつんと見える姿は、すぐに木々のあいだに消えていき、不思議な印象で。
滝は北側を向いているようなので、北に向かっているとなかなか見つけることが難しそうな雰囲気。
滝の見える周辺には駐車場もないので、白銀の滝の駐車場から歩いて向かうのがよいのかも。距離的にも300m前後と思われるので、海の香りを感じながら徒歩で探すのがよさそうで。
「あっちの滝」。名前の由来はわからないけれど雄冬地域の成り立ちを考えると、銀河の滝が「こっちの滝」になっていそうな気がするけれど。これも不思議な感じ。
【場所】
【石狩市浜益雄冬 銀河の滝】
【訪問日:2018.08.12】