鹿部町の海沿いを通る恵山国道278号線のほとりに流れる三味線滝。海岸線に面した道路のすぐ脇の崖側に、ぽつんと現われ落ちる滝。
その幅は4メートルほどと小ぶりだけれど、高さは20メートルほどにもおよび、見上げなければならないほど。
道路の脇の崖を流れ落ちる滝なので、予想外にも目の前に滝があって手を伸ばせば届きそうで。
水の量も多めで、近くで見られるからか迫力はそれなりに大きく。飛び散る滝の水雫もまた顔に当たるようで。
ちなみに写真の水滴は滝のしぶきではなく、雨のせい。
流れ落ちる滝つぼの水も透明感も高く、流れる水の清らかさが見て取れて。
ある人によれば、その名前は、流れ落ちている音が三味線の音色に似ていたから名づけられたともいわれていて。
またある人によれば、滝の水が三筋の糸のように流れていたからともいわれていて。
なかなか、滝の全貌を一枚の写真に収めるのは難しく。海側の道路のふちに立っても、流れ落ちてくる高さは大きくて。
雨のせいであまり感じなかったけれど、晴れていたら滝がうみだす霧状のしぶきを感じ取ることができたかも。
滝の前には2・3台分くらいの駐車スペースがあるので、そちらに停めると、もう滝は目の前。気軽に見られる海沿いの滝。
三味線の音は感じ取れなかったけれど、滝の水音に耳を澄ませば、いつかは聞こえてくるのかも。
【場所】
【鹿部町 三味線滝のほとりにて】
【訪問日:2018.08.15】