北海道の工業都市といえば重工業の室蘭のイメージだけど、苫小牧も負けずに工業都市。それでいて室蘭よりも都会感あふれる工業都市。
そんな工業都市の街外れに堂々と佇むウトナイ湖。
湖の周囲には湿原地帯も広がり、野鳥の宝庫ともいわれているという。
多くの植物が生息し、渡り鳥の中継地点として利用され、野鳥が多く生息するという。
渡るのをやめた白鳥も住み着いている。時にはクマもやってくる。
そんな自然あふれる場所は、道の駅ウトナイの背後に静かに佇む。
道の駅を通り抜けると、世界が変わってウトナイ湖。
工業町であることを忘れてしまう。
風がなければ水面はきわめて穏やかで。
鳥もお散歩。
写真撮ったときは気がつかなかったけれど、家に帰ってみてみれば遠くのほうには何かの鳥(白鳥?)の群れが。気分は心霊写真。
千歳空港が近いからか、次から次へと飛行機が近づいてきて。けっこう近いと思っているうちに、あっさりと通り過ぎたと思ったら、空の向こうに次の光が見えてきて。徐々に近づき、そしてまた通り過ぎていく。
そんな場所なのに野鳥の宝庫というのも、なんか不思議。
震源地に近いはずだけれども、震災の跡はあまり感じられず(がんばって復旧した後かもですが)、静かに鳥たちを待ちうけ、見守っている湖。
明るいうちだったら湖の周りの散策路を歩こうかとも思ったけれど、さすがにこの暗さでは難しく。
白鳥が飛んでる?(小さいけど)
あれ、白鳥って木に止まるの?
と思ってみていたけれど。帰ってから調べたらサギみたい。
なお、ウトナイ湖は周囲9キロにもわたる大きさで、その平均水深はなんと0.6m。
最大水深1.5mって書いてあるけど、つまるところ大人が縦断できる感じなのかな?
・・・そんなわけないか。
何かの罠かも。歩いたら底なしの何かがあるのかも。
だんだんと月の光も強くなってきて、
帰りましょうか。
さいごに、苫小牧のゆるきゃらと。
【場所】【苫小牧市 ウトナイ湖湖畔にて】
【訪問日:2018.11.18】