胆振方面から中山峠を通って定山渓方面へ向かう途中、下り坂になり始めてからしばらく進んだ道を信号のところでUターンをするかのような右折。
向かう先に見えてくるのが豊平峡温泉。それをさらにさらに進んだ先に潜んでいるのが豊平峡ダム。
豊平峡は景観保護・環境保護の観点から車でダムまで乗り入れることができないため、駐車場(無料)に車を停めて、電気バス(有料)でダムまで向かう。
もちろん、足腰に不安がなければ徒歩で向かうことも可能。
冷たい空気に満ちている長いトンネルを1つ抜け、そしてまた長いトンネルをもう1つ。
ゆっくりとしたバスに乗ること数分、歩いても20~30分くらいなのかな。そこが今回の目的地、豊平峡ダム。
暗く冷たいトンネルを抜けた先は、太陽の光を反射する紅葉の山に包まれていて。
この豊平峡ダムも、かなりの紅葉人気スポット。
バスの終点から、展望台兼レストハウスの「だむみえーる」までは、ちょっとした急坂をゆっくり登ること10分ほど。
リフトカーで登ることもできるけれど、行列ができていたら歩いたほうが早いし気楽。
展望台から見える景色はすばらしい。山の谷間の峡谷の、その中に佇む静かな人工湖、定山湖。紛らわしいけど、豊平峡ダムの定山湖。
山間のむき出しとなった岩肌と、秋の林のコントラスト。すんばらしい。
食事は「いい景色の中で食べたい」とか「せっかくきたからここで」とか雰囲気重視のこだわりがなければ、豊平峡温泉に戻って食べたほうがおいしいかも。
でも「雰囲気」の中で食べるのも、気分上がり目で楽しく食べられる。すばらしい景色に包まれた中でわいわいと食べるご飯も、とってもおいしいはず。
ダムの上も歩くことができて。大勢の人がいったり来たり。あたりまえだけど、走り回ってもビクともしない。
ダムの上流に見えるは定山湖。
ダムの下流を見れば、谷に沿って続く紅葉の森。
紅葉時期になると晴れの日限定で「観光放流」も行われていて。滔々と流れ出てゆく太い水。
ときおり、かすかにかすかに見える虹。
崩れ落ちそうな崖の岩肌を見ていると、「なんだろう、あれ」と思うものがあったり。
岩肌に咲く紅葉の華もまた、きれいが過ぎて。
ダムにたたえられている水の色は、光の加減のせいかちょっと独特で。
時間があっという間に過ぎていく。
【場所】
【メモとか】
・トンネルとトンネルのあいだに九段の滝と千状岩を見ることができるところがありますが、バスは一瞬止まってくれますが、一瞬です。のんびり眺めるならば、片道だけでも歩いたほうがよいかも。
【札幌市 豊平峡ダムにて】
【訪問日:2018.10.20】