ダンボーの北海道さすらい歩きの旅。2020年の10月下旬、紅葉の深まりが道南方面でも色濃くなり始めた頃に立ち寄ってみたのは白老から登別をまたぐように通る倶多楽湖公園線の一角へと。
登別市と白老町をまたぐように走り、倶多楽湖から登別温泉方面へとめぐるようにのびる細い道が倶多楽湖公園線。
民家も住居もない、自然に囲まれたように巡る小さな観光道路。冬場になると通行止めになってしまうような道。
紅葉の森の中を気持ちよく走ることができるかなと思っていたけれど、時期と天気がいまひとつ。
この日は曇ったかと思えば雨が降り、雨が降ったかと思えば青空が広がり、晴れたと思えば霰が降ってくるような、めまぐるしく天気が移り変わった日。
まだ夏タイヤだったものだから、霰が降ってきたときには心底あせった。
なんとなく車が停められそうな広場が有ったので駐車してぶらぶらしてみたけれど、後から調べてみたら、このあたりは「花の木ロード」とされていて、散策路の入り口にもなっているみたい。
夏場になると、そこそこにきれいな散策路という噂。まだ行ったことはないけれど。
あまり人通りも、車の通りも少ないけれど、日和山方面から噴煙のような音がかすかに聞こえてくるような場所。
地獄谷の地獄へと続く道。
倶多楽湖方面からやって来て、この場所あたりを過ぎると、一気に視界が開けて、眼下に大湯沼が広がる見晴らしのよい場所に出る、森と地獄の世界の分かれ目のような場所。
この日は、この後でオロフレ峠を通って洞爺湖へと行こうと思っていたのだけど、降り落ちる霰を見て諦めてしまった。こわいもん。夏タイヤだもん。
時期と天気がぴったりと合えば、紅葉に囲まれる美しき細い道になりそう。あまり着目されることは少なそうだけれども、きれいなビュースポットのひとつになりそうです。
【場所(花の木ロードの入り口付近)】
【登別市 倶多楽湖公園線の一角にて】
【訪問日:2020.10.24】