ダンボーとさまよい歩く北海道。2020年の10月下旬に立ち寄ってみたのは登別市の登別新大橋。登別駅前方面を通らずに、室蘭市方面から登別温泉へと向かう途中、登別川の流れる登別峡谷をまたぐように渡るアーチ橋。
登別新大橋は登別川の流れる登別渓谷を渡る、長さ240mほどの外観の赤いアーチ橋。
約24億円の工費をかけて、昭和の終わりも近いバブル景気が始まる頃の1986年に完成。
登別渓谷を見下ろすようにわたる橋は、登別渓谷の谷底からの高さが120mほどと、北海道トップクラスのものだという。
車で通り過ぎるだけでも僅かに景色は眺められるけれど、ここはやっぱり車をとめて歩いて橋から見下ろしてみたいところ。
駐車公園の展望台は、残念ながらあまり見晴らしがよろしくない。
橋の室蘭方面側には、展望台もかねた駐車公園があるので、そちらに車をとめて歩いてみるのがよさそう。
橋のほう行くの?
橋の上から谷底を見下ろすしてみいると、橋というよりも一種の展望台のようでもある。
見下ろせば見下ろすほどに、なんとも吸い込まれてしまいそうな気分にもなってくる。それでもさらに見下ろしていると、高さの感覚もおかしくなってきちゃうのもちょっと怖い。
渓谷の斜面にはモミジやウルシなどの木々が茂っており、秋には知る人ぞ知る紅葉の名所のひとつにもなっている場所。
この日は、秋色は深まっていたものの、あいにくの曇り空と、小雨と強風と。
景色を眺めていると、風に背中を押されそうでもあり、ちょっとコワかった。車が勢いよく通ると、橋も振動するので、それもちょっとどきっとする。
お天気が悪くて日当たりも残念だったので、写真ではあまりきれいには見えないけれど、おもっていたよりも壮大感があった秋景色。
ちなみに橋の登別温泉側のたもとは、かつては中華風のテーマパーク「天華園」が存在していた場所。現在は解体され、ソーラー発電の白い姿がかすかに見えている令和の時代。
山側ではなく海側を眺めれば、太平洋の姿も見える新登別大橋。
120mから見下ろす渓谷の迫力と美しさ。
天気がよければすばらしい景色だと思うので、登別温泉の帰りにでも、ちょっと寄り道してみるのもよいのでは。
お天気が残念だったけど、すごかったね
午後すこしすぎると、日陰になっちゃう部分も多そうなので、日がじゅうぶんに高いうちに訪問した方が、さらにきれいに見えるかもです。
【場所】
【登別市 新登別大橋から】
【訪問日:2020.10.24】