ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2020年の8月中旬に立ち寄ってみたのは伊達市の北舟岡駅。JR駅に詳しいわけではないけれど、北海道の中でもとっても海に近い場所に佇む、噴火湾に面した小さな無人駅。
道南の噴火湾沿いにはしるJRの室蘭本線。とっても海に近づき、そしてその海にとっても近い場所に駅とホームが佇む北舟岡駅。
1944年に信号場として開設されたものの、1948年には一度廃止。
しばらくの間をおいて1963年に再開設されて、今に至る北舟岡駅。
いつの頃からか無人駅となりながらも、今も現役の駅として続く場所。
海に近い駅として頭に浮かぶのが廃線・廃駅となった日高本線の大狩部駅。大狩部駅も海に近い駅だったけれど、あちらは単線のホーム。北舟岡駅は複線のホームなので、海側のホームともなると、海のすぐ前。
あっちも行く?
跨線橋を渡って海側のホームへと行くと、さらに海は目の前。跨線橋は、まるで展望台でもあるかのように海を見据えて、線路を見据えて静かに佇む。
この橋を渡っていても、落ちらたら海へと転落しちゃいそう。
青空の広がる時間の方が絶景感があったかもしれないけれど、この日は夕日時を狙ってみた日。
向うの方が室蘭方面。
列車もやってきた。
そしてあっちの方が伊達・豊浦方面。
有珠山や昭和新山も眺められる海に近い北舟岡駅。
海が見える駅を通り越して、海のすぐそばに建つ駅、そしてホーム。知る人ぞ知る的な観光名所ではないかもしれないけれど、景勝スポット。
そんな駅で夕日と海と一緒にとおもったんだけど。
なんだか厚い雲に隠れちゃいそうな雰囲気。
もともと海に沈む夕日ではなく、遠くの山の向うに沈む夕日なんだけれども、それよりも厚い雲に隠れちゃいそう。
ばいばい
残念ながらきれいな夕日夕焼けには出会えず。
太陽は、きっちりと灰色雲の影の中へ。
かくれんぼされちゃったの
駅の前付近空きスペースも広がっているので、車で通りがかっても駐車場所に困ることはなさそう。
この日もカメラを持っていた人が数人いたけれど、それほど大勢の人が来ていることはなさそうな雰囲気。
またいつかチャレンジしてみようとは思うけれど、青空の下のほうが絶景感があふれるのかな。
そろそろ帰ろ
特急は停まることはない北舟岡駅。特急に乗っていると、駅が存在していることに気がつかないほどの、小さな海に面した駅。
個人的には、海の近さは北海道の現役の駅の中では最短なんじゃないかなって思ってる。
知名度がもうちょっと増えても良いんじゃないかなって思っている、海のそばの小さな駅と、海のそばの小さなホーム。
【場所】
【伊達市 北舟岡駅】
【訪問日:2020.08.13】