ダンボーと旅する北海道、8月の中旬に訪ねてみたのは幌加内町政和地区にある北村農場・そばの花展望台。
幌加内町は蕎麦の町。そばの作付面積は約3,500ヘクタールをほこり、北海道2位の深川よりも約1000ヘクタールの差をつけて北海道トップの面積を有する蕎麦の町。北海道一位というよりも日本一のそばの作付面積を誇る町。
7月下旬から8月中旬にかけては、あちらこちらに蕎麦の白い花が咲き乱れ、畑の向こうの向こうの向こうへと、白い花畑が広がる町。
幌加内町にはいくつかのビューピントが設定されているけれど、ここの場所は政和地区のそばの花展望台。
幌加内町を南北に貫く国道275号線。深川方面から北上していくと、道路の両脇に続くのは、どこまでもどこまでも幾重に幾重にと広がっているそば畑の白い花。花畑の区切りがつくと街中を通り、そこを抜けると今度は少しばかりの山の中。さらに北に方面へと走っていくと、たどり着くのが政和地区。道の駅よりもちょっと北方面にある、そばの花展望台。
ちょっとした急階段の上に作られている展望車からの景色は、やっぱりすごかったり。
緑の草に白く淡い花がゆらゆらと風にゆれて、緑と白とがつむぎだす中間色のグラデーション。「幌加内には2度雪が降る」という言葉もあるようで、冬には雪の白一面、夏には蕎麦の淡い白。
ほかのビューポイントとちょっと違うのは、こちらはしっかりと観光地化されているところ。農場運営みたいなので1年中開店しているわけではないようだけど、蕎麦屋さん、ソフトクリーム、おみやげやさんが並んだり、こぶりな資料館もある場所。
「日本一の蕎麦の町で、蕎麦の花畑を眺めながら食べる蕎麦!」は魅力だけれど、けっこう早めの時間に売り切れちゃうみたい(この日も売り切れ)。
そして、この場所はそばの花畑の中を歩く散歩道があるのも、ほかのビューポイントとはひと味違うところ。
とどきそう...
さわっちゃだめよ
散歩道の両脇に迫るように咲いてくる蕎麦の花。目の前で白い花と戯れられそうな散歩道。
まだ ちっちゃい
お散歩道の終点にあるのは、赤い屋根の東屋のような休憩所。
お散歩道はちょっと歩きにくいけれど、歩けるだけでも嬉しい感じ。
蕎麦の畑の中心で青空と白い雲を眺めている気分。
一面真っ白ではなくて、奥に行けバイクほどの白が強まり淡く緑が消えていく、そんなふんわりとした白い景色が、とってもきれい。
ラベンダー、菜の花、ひまわりのような鮮烈な鮮やかさは無いけれど、幾重に幾重に重なり広がる白い景色は絶景のひとつのような気がする。
ばいばい
歩いてはみなかったけれど、この場所を出発点とした5kmほどのそばの畑の散策路も整備されているらしい。
【場所】
【幌加内町 そばの花展望台】
【訪問日:2019.08.15】