冬の小樽は雪の街。小樽の運河は白景色。夜になったら青景色。「小樽雪ものがたり」は、夜の小樽運河を青く照らし、白い雪も青く照らす。夏とは違う夜景を写す、冬の小樽の雪のロマン。
昼間の運河はいつもと変わらず。冬のつめたい空に包まれた、白い雪が厚く積もる静かな静かな運河。
冬の運河は日没とともに姿を変える。
うん、待ってみようね。
暗くなってくると、ほら。青い光が運河に沿って。暗くなればなるほどに、さっきとは違う世界がやってくる。
日が落ちると青い光でライトアップされて、人工的ではあるけれど、幻惑的な運河模様に様変わり。揺らめく水面に反射する光もいっそうと美しく。
10,000球の灯が小樽運河を青く染め上げる。運河だけじゃない。降り積もる雪もまた、青白く照らされて。
運河の中を走るクルーズ船も青く光り輝きながら、滑るように進んでいく。
今日はムリ。すごい並んでるもん。
さて、いまここにいるのは、運河プラザ側の中央橋。向こうの橋が浅草橋。
あっちまで行ってみようね。
橋と橋のあいだの運河沿い、歩いてしまえば10分もかからない。でもここは冬の小樽。降り積もった雪が凍り、時には雪深いところもあり。でも、あっさり歩ききってしまうにはもったいないような雰囲気で。
運河全体が光り輝いているようで、そこはきらめきの世界。夏場の運河夜景とは違う世界が、ここには広がる。舞い落ちる雪も青の光に照らされて、青い光の乱反射。
雪も降ったりやんだりと、この日は移り変わりも激しくって。
いがいとあっさりたどり着く、反対側の浅草橋。実は、こちらの橋のほうが人気スポット。
水面に映える青の光と灯の光。ゆらゆらとゆらめいて、幻を見ているかのようで。
お客さんも入れ替わり立ちかわりの記念撮影スポットで。端っこのほうは空いていたり。
この日はたまたまかもしれないけれど、18:30ごろを過ぎたら一気に人が少なくなって。
みんなご飯食べに行ったのかもね。
冬の小樽の青い運河。幻惑的で魅力的で。寒いけれども、見とれてしまう。寒さはしみるけれども、見とれてしまう。
町並みの明かりなんかも、ゆっくりあったかいところでご飯を食べていたりしてそうで。
そろそろ帰ろうか。
小樽ゆきものがたり』の「青の運河」は2/7まで。日没~22:30での開催。小樽は駐車場が少なめで割高だけれども、値段よりも空いてるところ、近いところを優先したほうがよさそうな気が。
【場所】
【小樽市 小樽雪ものがたりの青の運河】
【訪問日:2018.01.13】