ダンボーの北海道巡り歩きの旅、7月の上旬に立ち寄ってみた三笠市の幾春別方面。
旧幌内線の弥生駅跡地。駅舎の形跡も線路の形跡もないけれど、かつてここには駅があった。駅があって、おそらくは大勢の人が温泉宿へと向かって行った。
この地から、さらに川方面へと向かう道。幾春別の川にかかる橋は、何とも頼りなさげな細い吊橋。車が一台とおるのがやっとの細い吊橋。
橋を渡った向こうにあるのは民宿花月園。昭和風情の強く漂う、レトロ感。営業中という話もあれば、休業中という話もあればだけれども、少なくとも車は一台もとまっていなかった。
なんとも趣深さを感じさせる看板を眺めながら、橋を渡ってみることに。
車だと擦ってしまいそうないやな予感もあったので、車を置いて徒歩で。
キツネに見守られながら、行って見る。
錆び付かたといいなんといい。吊橋という点がまた何とも。
さほど高い橋ではなくて、長い橋でもないけれど。
隙間から見える川の流れの勢いは、それなりに強くって。
なぞのマークもまた「!」ってなる瞬間。「踏んじゃダメ!」ってことじゃないよね…
いちど向こうへ渡ると、もう一度渡らないと帰れない。当たり前だけれど。そんなに揺れたりはしないけれど、安全の確認も取られていると思うけれど。それでもやっぱり心もとない。
もどってみたら、あらためてキツネがお出迎え。
見た目の印象に不安感があふれてしまう、人の気配の少ない温泉宿へと向かう吊橋。
【場所】
【三笠市 民宿花月園前の吊橋】
【訪問日:2019.07.07】