
ダンボーの北海道巡り歩き日記、6月に寄ってみたのは泊村の弁天島。そこは観光地というよりは、釣り人たちの集う場所。

泊村から神恵内村へと続く国道229号線。海沿いを走るその道は、追分ソーランライン。檜山地方から日本海沿いに続くこの道は奇岩と断崖と独創的な海岸線が続く道。

その道沿いにある、トンネルとトンネルに挟まれた、小さな小さな湾のような入り江地帯。そこは盃海水浴場。天気にもよるだろうけれど、きれいな海と静かな海で作られている海水浴場。
積丹にもほど近くなり、水面には積丹ブルーの面影が見え隠れするきれいな場所。

そしてその横に鎮座する巨大な岩のような小島が弁天島。でっかい岩にしか見えないけれど、いちおう名前は弁天島。

この弁天島へとかかる橋が茂岩弁天橋。この橋を通って小島の方へとちょっとお散歩。

それにしても、この一帯もまたなんとも迫力を感じる地形。

南を見れば、崖につくられたトンネルと岩場。

そして北側の積丹方面の丘を見ると、廃隧道と、おそらくは廃道。たぶん昔はあの線のような場所を通って積丹方面へと歩みを進めていたのだろう。

何かの碑文みたいなものもあったけれど、そこはよく分からず。
さて弁天島。

橋を降りて少しのあいだはきれいな歩道が整備されているけれど。

ちょっと進んで島に上陸してしまえば、もうそこは自然の岩場。黒光りする岩石地帯。

釣りをしている人たちもいっぱい。

かつて…

この地に住んでいたアイヌの美しい少女が、かなわぬ恋を実らせようと、毎日歩いて通っていたという言い伝えのある伝説の島。それがこの弁天島。
いまでは、子宝祈願や縁結び祈願の地ともなっているという。
そういえば、島の上のほうには祠らしきものが。

当初、あそこに行ってみようと思ったけれど、道らしい道が分からずで。

伝説と関係あるのか、祈願の地なのか。それとも、まったく関係ないのか。

なお、盃海水浴場のすぐそばにある駐車場は、目の前の民宿が運営している有料駐車場(たぶんお釣の出ない駐車場)。ちょっと山側のほうに入って盃温泉郷の方へ行くと無料の駐車場があるので、ちょっとだけ遠くなるけれど、無料駐車場に停めるのが気楽。

【場所】
【泊村 弁天島】

【訪問日:2019.06.08】