ダンボーの北海道お出かけ日誌、2021年の9月20日に向かってみたのは上川町。銀泉台から赤岳を目指しながらの紅葉巡り。気力体力と時間と戦いながらの山登り。まあ、途中まででも仕方ないかなあなんて思いながら。
今年は春のサクラも早かったけれど、秋の紅葉も早い気がする。前日、旭岳のロープウェイに向ってみたら、とんでもない大渋滞で諦めて退散。去年に続いてのチャレンジだけど、さてさて、どこまでいけるかな。
【上川町 銀泉台~赤岳登山口】
紅葉期間は登山口にたどり着くまでの道が規制が入るので、レイクサイドに車をとめてバスで銀泉台へ。
去年来たときは「銀泉台でバスを降りると目の前に紅葉の絶景が広がる」と思っていた。実際は、しばらく歩かなくちゃならない。
入山の書類に名前を書いて登山口に向う。
僕の場合は、ここに来るだけでへとへと。体力に問題あり。
【上川町 赤岳登山口~見晴台】
登山口から20分ほど歩いた先にあるのが見晴台。
道も急な部分もありながらの、山登り。
「銀泉台」として紹介されている写真は、たぶんこのあたりからなのかな。
去年よりも赤が深い。
なかなかにきれいな世界。これで満足しちゃいそうなほど。
がんばって、もっと先へと向うんだけど。
どこまで行けるかな。すでに、30分後に到着したバスの人たちに追いつかれてしまった。
【上川町 赤岳見晴台~第一花園付近】
見晴台から、僕の足では、さらに20~30分ほど。
見晴台から眺めた斜面を上から見下ろすのが第一花園。
休憩できるベンチもあるけれど、数は多くないので譲り合いが大切。
ちなみに第一花園の傍にある岩場は、ナキウサギの頻出ポイントみたい。
とにかく今回は、上へ上へと。
行けるところまで、行ってみよう。
【上川町 赤岳第一花園~休憩スポット】
第一花園をすぎて第二花園に向かう途中の、急な上り坂。岩を階段のようにして上るんだけど、かなりきつい。
先ほどの急坂を登って少し進むと、ちょっとした休憩ポイントの小広場。ベンチは4人くらいしか座れないけど、岩とかにも座りながら、ひと休み。
世界はきれいだけど、心臓がどきどき。心の影響じゃなくて、体力の影響が強い。
【上川町 赤岳第二花園】
休憩ポイントから、しばらく歩いた先にある第二花園。休憩ポイントからここまでは、さほどつらくはない。
去年は、ここで折り返した。
去年よりも、明らかに赤がすごかった。
もう少し先まで行こう。まだ時間はある。
第二花園を歩く路は、けっこうつらい。
【上川町 赤岳・奥の平】
のぼって
のぼって
のぼりながら
さらにさらに、
進むとたどり着くのが奥の平。
こちらも休憩ポイント。
万年雪も残ってる。
時間的には、まだ行ける。もうちょっと先まで。
【上川町 赤岳・コマクサ平】
またさらに登っていく。
もうすでに、僕の後ろから上ってくる人が、あまりいなくなってた。
登る坂も、急だかなんだか、よく分からなくなってきた。
しばらく歩いた先にあるのがコマクサ平。
ここで引き返そうか、もうちょっと行ってみようか悩み。写真を撮りながら、休憩しながらではあるけれど、ここまで来るのに4時間。普通は1時間30分くらいらしい。
そろそろ、帰りのバスが心配。
どうしようかな。
もうちょっと、行ってみようかな。
【上川町 赤岳・案内標識】
コマクサ平から、もう一段上にあがった場所。名前があるのかどうか不明。
あと1時間くらいなら大丈夫なんだけど。写真を撮るの諦めたら、赤岳まで行けそうな気もするんだけど。
「あ、ムリ」と悟った瞬間。平らな道ならいけるけど、これ以上進んだら、帰れなくなる。
今年はここを最終到達点とする。もうちょっと先まで行きたいけれど、我慢。
そもそも、赤岳ってどの山なんだろ。
来年こそは、山頂まで…
お花とかを、のんびり撮る気力はなかった。
下山中、足を変な感じにひねってしまって、痛みでなかなかに時間がかかってしまった。
なんとか無事にバスに間に合っての下山。
山頂までは行っていないけれど、美しさはほんとうにすごかったです。
【比布町 比布大雪PAの展望台】
帰り道、比布大雪PAの展望台へと。
さっきまで、あの山のどこかにいたんだろうね。
もうちょっと早くここに着けば、夕日を浴びる姿が見られたのに。残念。
紅葉前線が動き出した北海道。あっという間に秋色が駆け抜けてしまうかも。