ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2020年の9月下旬に立ち寄ってみたのは初秋の南幌町。南幌町に広がる農家の畑に、秋を迎えると咲き広がるひまわり畑があると聞いて。
開拓者達が幌向原野に広がっていた土地を碁盤の目状に農地化し、田園地帯が広がる町となった南幌町。
一時期は急激に札幌のベッドタウン化が進んだものの、広がる田園地帯は今なお残る町。
9月の下旬ごろ、ちょうど千歳市のパレットの丘にひまわりの花が咲き並ぶ頃。南幌町の田園地帯の中にもいくつかのひまわり畑が咲き広がる。
次の場所いこー
南幌町のひまわり畑は、パレットの丘と同様に肥料用のひまわり畑。
作物を栽培して収穫すると、土壌に含まれる肥料が不足したり、あるいは窒素のバランスが崩れたりして、土地そのものが持っている力が失われていってしまうらしい。
それらを防ぎ、土壌改良に使われるのが緑肥と呼ばれるもの。
ひまわりも緑肥としてよく使われる植物で、土に含まれる菌根菌を増やし、土壌の透水性の改善効果もあるみたい。
あっちにもあるみたいよ
緑肥用のひまわりは、花が咲いた後に次の作物のための肥料として土の中にすきこまれ、農地と共に耕されることになる。
農業町である南幌町のひまわり畑は、観光用ではなく、農業用の、そして緑肥用のひまわり畑。
観光用ではなく、また、2020年時点では観光資源化されている様子もないため、知る人ぞ知るといった風情の、黄色く広がる花畑。
咲く場所は、おそらくは毎年のように変わるであろう花畑。
2020年の秋に訪問した際は、南幌温泉ハート&ハートがあるあたりから、街中をぐるりと回りながら巡ってみた記憶。
札幌と同様に碁盤の目状に道が広がっているので、特に目的地は定めずに、あみだくじのように道路を走っていっても、いくつかは見つけられそうな雰囲気。
滝川市や安平町の菜の花畑マップのように、観光資源化してもいいんじゃないかというくらいに、きれいに広がるひまわり畑の数々。
小さいところもあれば、広大さを感じさせるような畑もあり、美しく広がる南幌町のひまわり畑。
北竜町のひまわりの丘のような観光用のひまわり畑ではないので整って咲き広がるというわけではないけれど、それでも黄色く広がる世界は美しい。この日はお天気が残念だったけれど。
もちろん駐車場なんてものはないので、眺めにいくときは路上駐車をするか、遠くに停めて歩いて回ることになってしまうけれど、路上駐車の際には邪魔にならないように気をつけて。
ひまわり畑マップとかが作られないのが残念なくらいに、きれいに広がるひまわり畑。
道央近隣で秋のひまわり畑として有名なのは千歳市のパレットの丘がメジャーだけれども。
近隣都市となる南幌町もまた、秋のひまわりが美しい町。
知る人ぞ知るというだけでは、なんだかもったいないような秋の南幌町のひまわり畑。農業用、緑肥用とは言えども、きれいです。
ばいばい
またね
【場所】
*毎年変わると思うので、表記していません。
【南幌町 秋のひまわり畑にて】
【訪問日:2020.09.27】