ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、2019年の5月中旬に立ち寄ってみたのは滝上町。「童話の村」としての街づくりを進めている滝上町。5月の中旬ともなると、山の斜面がピンク色に染まり、それこそメルヘン世界に迷い込んだ気分にもなる、芝ざくら滝上公園へと。
東藻琴芝桜公園、太陽の丘えんがる公園の芝桜と並んでオホーツク地方3大芝桜スポットとして名を連ねている、滝上町の芝ざくら滝上公園。
オホーツク地方の2大芝桜公園としても、東藻琴と並ぶ滝上公園。
両者共に10万㎡ほどの面積を持つ芝桜公園。その規模はオホーツク2大を越えて、北海道、いや日本最大級とも呼ばれるほどの芝桜の園。
東藻琴が芝桜のピンクに囲まれるような公園とするならば、滝上は斜面に広がる芝桜の迫力に圧倒されるような印象の場所。
芝桜が咲き広がる時期には、入場が有料となる芝桜公園。公園に入らずに山の麓から眺めても迫力はあるけれど、近くに行くならば入園料を支払っても中に入りたいところ。
かつて、戦後まもなくのころは1000本ほどの桜の木が立っていたという滝上公園。
年月の積み重ねと共に、風や雪害により木が傷み、木の本数も減っていってしまったという。
寂しい姿となってしまった滝上公園に、また新しい息吹を与えたい。その思いで、新たに咲き誇るピンク色の世界を求めて、みかん箱ひとつ分の苗を植えたことから始まり、今のような姿まで咲き広がった芝ざくら。
10万㎡の規模ともなった芝桜の斜面が、滝上の街並みを見下ろすように咲き広がる。
滝上公園は山の斜面に作られているので、足腰の弱い人にとってはアップダウンはそれなりにきつい場所。バリアフリー的にスロープ中心でつくられてはいるけれど、上り下りは足腰が弱い人にはきついかも。
巡回バスが運行しているわけでもないので、見て回るには歩かなくっちゃ。
障害者用の貸し出しのカートみたいなものもあるみたいだけれど、詳細は不明。
平らなところもあるとはいえ、上のほうまで歩くとなるとけっこう大変だったりも。
駐車場は公園内には150台ほどがとめられるほどの駐車場があり、芝桜の時期ともなると、臨時駐車場が公園の外にも作られるみたい。
ただ、臨時駐車場となると、10~15分ほどは歩かなくちゃいけないし、よりいっそうの坂道も歩かなくちゃいけないかも。
芝桜に囲まれる坂道を、芝桜を眺めながら歩けば、あっという間かもしれないけれどね。
香りも、なんともいえないいい感じ。
いっぱい咲いている芝桜の中には、花びらの数が6枚だったり、4枚だったりとレアなものも。ちなみに6枚は比較的簡単に見つけられる。
芝桜開花の時期には、芝ざくら祭りとしてのイベントも例年開催。ここ最近はコロナの関係でお祭り雰囲気はないみたいだけど、またきっと再開されるはず。
坂の下から見上げれば、芝桜が流れ落ちてきそうな美しさの迫力。
レアな花びらを捜しながら、とことこお散歩。
6枚は見つかったけれど、4枚は見つけられず。7枚も見つけられず。4枚はすぐ見つかるという話もあるけれど、なかなかどうして。
陸の頂上付近には、観光地によくある幸福の鐘も鎮座。
りんごんりんごんりんごんと、3回鳴らすのがいいらしい。
ちなみに値段はすごく高いけれど、ヘリコプターでの上空散歩もあるみたい。
大人1人5,000円だった気がする。さすがに高すぎて...
乗ってみたいけれどね。
ちなみに、所々にたんぽぽが生えてたり、
チューリップが咲いていたりするのも、ちょっとした遊び心かも。
本来は桜の木によって開かれていたさくら祭り。形を変えて、ピンク色の絨毯によって開かれるさくら祭り。
きれいなのです。
深呼吸をすれば、芝桜の香りが体中をめぐりそう。森林浴ならぬ、芝桜浴。
色合い的に、おいしそうにも見えてきちゃう芝桜。
ぐるっと歩き回って汗をかいたら、冷たいソフトクリームでも。
芝ざくらまつり開催中に売られている芝桜ソフト。これもおいしい。
ちょーだい
そろそろ帰らないと
ピコロも歩く芝ざくら祭り。
雪残る山並みとのツーショットもまた美しき。
【場所】
【滝上町 芝ざくら滝上公園】
【訪問日:2019.05.18】