ダンボーの北海道さまよい歩きの旅。2019年の5月上旬に立ち寄っていたのは新ひだか町は静内。日高地方最大の桜の名所にして、日本最大の桜並木と称されることもある静内二十間道路の桜並木へと。
新ひだか町の静内二十間道路。そこは例年GWごろに最上級の見ごろを迎える、日高地方代最大の桜の名所。さくら祭りの開催期間ともなると、ちょっと時間が出遅れてしまうと、ものすごい大渋滞に巻き込まれてしまう場所でもある。
この日はエントランスゲートのある正規の道順で桜並木へと。
静内二十間道路は7kmの直線道路の両脇に、約2200本とも3000本とも言われる桜が連なる桜並木路。
桜並木もつならるけれど、車も連なる。。動かない。。。
この日、エントランスゲートに着いたのは午前10時ごろ。こんなにも混むものとは思っていなかった。
渋滞の原因のひとつになるのが、二十間道路を2つの区域に分ける、静内農業高校のところの交差点。直進だから優先的に進めそうだけれども、なかなかどうして前がつまって進めない。
感覚的には、静内二十間道路の桜並木が本領を発揮するのは、先の交差点を超えてから。なんだかすんごい世界が広がり伸びる。
途中、路の片側に駐車可能なエリアもあるけれど、そこに停められるかどうかは運次第。あとは桜並木の終端付近につくられている駐車場。これも空いていないと絶望的な状態だけど。
駐車場にたどり着いたのは、12:00頃。こうしてみると車少ないけれど、車を駐車帯に入れようとする人が居ると車列が停まってしまうので、桜並木の終端付近ともなると、車が通らない瞬間ができたりするんです。
やっとついたね
きれーい
車の中から散々見た世界だけれど、改めて散策。
静内二十間道路は、道の左右の幅がちょうど二十間(36メートル)だったことから、そのように呼ばれるようになった道。
歩こっか
二十間道路は、かつてこの地にあった宮内省の御料牧場を皇族が視察するための道路として作られ始めたという。
1916年から3年ほどの月日を費やして、近くの山々からエゾヤマザクラなどを移植したことが桜並木の始まり。
日高地方トップクラスの知名度も誇るさくらの名所。日高地方どころか、日本最大級とも呼ばれる桜並木路となるにいたった。
日本の道100選、桜の名所100選にも名を連ねる静内二十間道路。
美しく迫力もある姿は凄いのだけれども、奥の駐車場に停めてしまうと、さくら祭りのイベント会場までかなり歩かなくちゃいけない。
途中ベンチとかがあるわけでもないので、足腰の弱い人にとっては、けっこう大変そう。
まあ、平坦な道なのが少しは救いになるけれど。
イベント会場への長い道のり。
桜を眺めながら歩く道。
いっぱい歩くね
まだかな
もうちょっとだよ
そしてたどり着くイベント会場。
2019年の5月はコロナ前。いまとはちがって、マスク姿の人はほとんどいなかったころ。こうして見ると、世界は変わったんだなって思っちゃう。
人で賑わうイベント会場は、屋台もあってお花見の大会場。
二十間道路桜並木はイベント会場の広場もまた、桜がきれいな空間。
この日は、あまりイベント会場に長居はしなかった2019年5月。桜と馬の町、新ひだか町の静内。
日が高くなり気温が上がるにつれて、よりいっそうに桜も元気をつけていた気がする。
駐車場に戻るのも、また歩かなくっちゃ。
あぶないよー
咲く桜の種類も数多いようなので、早咲きから遅咲きまで、いつくかの種類がありそう。そして色合いもまた少しずつ違うので、桜色のグラデーションも広がる桜並木路。
行ってみる場合には、可能であればきわめて早朝の時間帯に行った方がよさそう。話によると、8:00よりも前に着けば、さほど混んではいないとか。
車で通るだけでも、車をとめて歩いてみても、美しさと迫力に翻弄される桜並木路。
どこまでもどこまでも続いていきそうな桜の並木は、本当に圧巻。歩くつもりがなくても、実際に行って見たら歩き回りたくなる場所。
ちなみに、ちょっとでも渋滞を避けようとするならば、正規ルートではない道を通るのがオススメ。
分かりにくいけれど、静内の街中を通って71号線に向かいエントランスルートを通る右側の道が正規のルート。
でも、新冠あたりから209号線、1026号線と通って静内二十間道路に合流していく方が渋滞は少なそう。桜並木を100%眺められなくなるけれど、ほぼほぼメインは静内農業高校から奥に向かう道になるので、十二分に堪能はできるかと。まあ帰り路に正規ルートを通れば、一応は100%眺める事もできるし。
もっと渋滞を避けようとすると、日高厚賀ICから海側には出ずに、山側に向って1026号線を通って上記ルートに出る手も。
桜もどこまでも連なるけれど、車もどこまでも連なる満開シーズンの静内二十間道路。向う前には念のため、飲食物の補充やトイレなどの対策も済ませておきましょう。
GW前後の時期、大量の桜と大量の人で賑わう静内の桜並木。いつかは秋の紅葉がどんな雰囲気か見てみたいとも思ってます。
ばいばい。またね
【場所】
【新ひだか町 静内二十間道路桜並木】
【訪問日:2019.05.04】