ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、2019年の4月下旬に立ち寄ったのは道南地方の北斗市。ちょうど北斗桜回廊が始まった頃、まだ満開には遠かったけれど暗闇に浮かび上がっていた戸切地陣屋跡の桜並木のライトアップへと。
北斗市の松前藩戸切地陣屋跡へと続く桜並木路は、北斗市の中でも有数な桜の名所。桜の開花時期に開かれる「北斗桜回廊」の頃にはライトアップが実施され、暗闇の中に浮かび上がる。
おそらくは満開には程遠かった日。
もともとは江戸時代末期に建てられた戸切地陣屋。
幕末の戊辰戦争から続く流れで旧幕府軍が北海道に上陸。この地に向って進撃を始めてきたので、守備隊によって火が放たれて捨てられてしまった戸切地陣屋。
のちに陣屋跡に向う道路沿いに桜が植樹され、今日の桜の名所となるに至る。
本来はこの路は車も通行可能みたいだけれど、イベント開催時には通行止となり、歩行者天国のように姿を変える場所。
車で行くと迂回をして駐車場へと向っていくので、悩んでしまいそう。案内表示はあったと思うけれど、進む道も暗めだったりだったり砂利道に変わったりするので、ちょっと不安になるかも。
桜のライトアップだけではなく、遠くのほうには北斗の夜景か函館の夜景が微かに眺められたりもする。
畑のさらに彼方に広がる光は、遠いけれど裏夜景ぽい雰囲気。たぶん函館だとは思うんだけど。
歴史の流れにも思いをはせながら、暗闇に浮かび上がる800メートルの桜並木の夜散歩。昼の姿もいいけれど、夜の姿もまたきれい。
また会いに来るね
【場所(陣屋跡にしています)】
【北斗市 戸切地陣屋跡の桜並木(ライトアップ)】
【訪問日:2019.04.28】