ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、2018年の9月上旬に立ち寄ってみたのは東川町の天人峡。まだまだ夏の雰囲気を残していた時期、紅葉にはまだまだ早すぎたけれど。
柱状節理によってつくられている絶壁に囲まれるように、東川町の奥にひっそりと佇む天人峡。忠別ダムよりもさらに奥、民家のみあたらない道をしばらく走った先にあるのが天人峡。その天人峡らしい姿を見せてくれるあまつ岩。
あまつ岩、またの名を天津岩。
かつて、空へと帰る羽衣をなくした天女が降り立ったという羽衣伝説の残る天人峡。
天へと帰ることができず困っていた美しき天女を、この地に住む若者が助け、山賊に盗まれていた羽衣を取り返してきたという。
その羽衣を身にまとい、ふたたび天へと帰っていった天女は、若者にお米の苗を授けていったという。
そんな天女が空へと帰る様子を表しているというあまつ岩。
いわれてみれば、天女が羽衣を羽ばたかせたときの効果線のようにも見えるような見えないような。
天人峡らしい姿で出迎えてくれる、玄関口のあまつ岩。
とはいえ、あまつ岩が「特定の岩」なのか「壁面全体」なのかがいまだにわからず。ただお出迎えしてくれるその姿は、絶景のひとつだと思う。
ちなみに、廃墟が並んでしまった天人峡温泉街方面からもみえるみたい。
正面上部と説明書きはあるけれど、やっぱりどれかはわからない。荒々しいながらもきれいな景色だってことはわかるんだけど…
なおビュースポットとしては、天人峡トンネルに入る手前の駐車場がよさそうな気がします。
【場所】
【東川町 天人峡あまつ岩】
【訪問日:2018.09.02】