ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、2019年の9月下旬ごろに立ち寄ってみたのは上川町の層雲峡方面。にぎやかな層雲峡温泉街や銀河・流星の滝からさらにトンネルを越えて奥へと進んだところにある大函。
銀河・流星の滝から銀河トンネルを越えて、新大函トンネルを越えあとで本道からずれるように曲がった先にあるのが層雲峡の景勝地のひとつともなる大函。
広めの駐車場と展望デッキを兼ねたような広場の先に見えるのが大函の景観。
静かに流れていく石狩川。その水の流れが断崖絶壁に囲まれて視界から消えていく。
以前は川岸まで気軽に下りられたようだけれども、いまは展望デッキとなって柵で囲まれている。立入禁止の看板も設置。
おりようよ
だめなの
どちらかというと静かな景勝地。川の流れもどことなくゆるやかで静的な印象。
層雲峡の峡谷を近くで気軽に見られる場所がすくなくなってしまったけれど、大函はいまも峡谷の美しさを気楽に見られる場所。
以前は、旧道の再利用だと思うけれど、大函から遊歩道を通って小函に抜けて、さらに断崖絶壁直下の小函遊歩道を散策できたのが層雲峡のメインイベント。いまは遊歩道は落石の危険のため閉鎖中。
なんだか さみしいね
ばいばい
と、ばいばいってした2週間後。
再び来てみた大函。
2週間もすると、木の葉の色の紅葉がずいぶんと進んでいて。日蔭になってしまって、写真の方ではあまり感じられないけれど。
うえを見上げると、落ちてきそうな岩肌の底。
いまから約3万年ほど前に、大雪山のお鉢平が大噴火を起こしたらしい。その大噴火で流れてきた溶岩や堆積物が冷えて固まるなかでつくりあげられたという柱状節理と呼ばれる岩肌。
そして長い長い年月をかけて石狩川の水の流れの侵食によりつくりあげられた大函の景観。もしかしたら昔むかしは、ははるか上空に川の流れがあったのかも。
削られた岩や石はどこに行ったんだろう。はるか下流に流れ流され石狩平野とか? 勝手な想像が広がっていくね。
うまいこと日が当たるのは何時ごろなのか探し当てて、来年また紅葉時期にチャレンジしたいかな。
【場所】
【上川町 大函】
【訪問日:2019.09.22/2019.10.6】