ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、10月の下旬に訪れてみたのは紅葉真っ盛りの札幌市は豊平峡ダムの九段の滝。
紅葉満開ともなると1時間待ち・2時間待ちがすぐに発生する紅葉名所の豊平峡。
駐車場から豊平峡ダムへと向かうには、しばらく1.5kmくらいの距離を徒歩で歩くか、電動バス(有料)で行くかのいずれか。
バスで向かうにしても、徒歩で向かうにしても、長く冷たく暗いトンネルを二つ抜けることになる。
ひとつは駐車場側の冷水トンネル、そしてもうひとつは豊平峡ダム側の豊平峡トンネル。
その二つのトンネルに挟まれたひらけた空間に流れているのが九段の滝。
バスで通ると一瞬止まってくれるけれど、紹介だけしてあっさりと通り過ぎてしまう九段の滝。ダムに向かうバスの場合進行方向左手にある滝。
一瞬止まるとはいえ降りられるわけでもなく、30秒もとどまるわけではないので、のんびり眺めるとしたら歩かなくちゃダメ。
3メートルほどの幅の渓流を行く段にも重なり落ちていく九段の滝。全貌を一枚の写真に収めることは無理と言われることも多い滝。
滝というよりは、急な渓流という感じもするけれど。
秋だからか、あまり水量が多くなかった気がする。
登山覚悟でいくと、渓流の下の方から滝を眺められるらしいけれど、それ相応の覚悟と体力が無いと無理そうな感じ。
流れの下の方は、たしかに滝っぽさを感じる流れ。滝全体の姿が見られないので、渓流っぽさが強くなってしまうのが残念ではあるけれど、人工的な暗いトンネルを抜けたあとでもあるので、さわやかな自然との再開に満足できる場所。
ちなみに九段の滝の反対側に広がる景色もまたきれいで。
滝の下流方向に広がる展望は絶景のひとつ。
向こうに見えるは千丈岩。
千丈岩は豊平峡ダム側からも見ることができるけれど、ちょこっと違う角度から眺められたり。
遠目ではあるけれど、層雲峡や天人峡で見たような峡谷美を感じられる景色。
電気バスだとあっさりと通り過ぎてしまう場所なので、体力にもよるけれど歩いてみるのも一興かと。
ちなみに、冷水トンネルは物すごく長くて15分程度は歩くのに対して、豊平峡トンネルはその半分も無いくらい。また、ダムに向かう道は実感としてはほんのちょっと上り坂。
電気バスでダムまで行って、歩いて豊平峡トンネルを戻って九段の滝を見て、またダムに戻ってバスで帰るというのもひとつの方法かと。また、トンネルの中はかなり冷えているので、薄着で歩くとつらいかも(とくに冷水トンネル)。
さむいよ...
【場所】
(グーグルマップのマーカー場所は違うと思うので、トンネルとトンネルの間にしています)
【札幌市 九段の滝(豊平峡)】
【訪問日:2019.10.20】