ダンボーの北海道さまよい歩きの旅、6月の下旬に訪ねてみたのは夕張市の滝の上公園。道内でも有数の紅葉の名所ともなる滝の上公園は、竜仙峡・千鳥ヶ滝のある荘厳な景色が広がる渓谷公園。
夕張市と由仁町を結ぶ国道274号線。滝の上駅のそば、線路を渡って夕張川沿いに広がるのが滝の上公園。
公園散策ではじめに目に入ってくる赤レンガ造りの滝上発電所。北海道炭鉱汽船が自家発電で社内電力を補おうと大正14年に建設された水力発電所の建物。こう書くとすでに産業遺物のようだけれども、現在も稼動し2,340kwの電力を供給している現役の発電所だったりする。
いくよー
公園の中にある2つの大きな橋、1つはゆらゆらと揺れる滝の吊橋、そしてもうひとつがこちらの千鳥橋。
こちらの橋から川の上流方面を眺めると見えてくるのが千鳥ヶ滝。
ちょっと遠くになってしまうのが残念だけれども。
アイヌ語で「北の神々が住むところ」という意味を持つポンソウカムイコタンと呼ばれていた夕張の渓谷。長い年月をかけて川の流れの侵食で作られた独特な岩肌の数々。
斜めに傾いているような地層の感じも、何とも不思議。みていると自然にできたウォータースライダー感もあるような、不思議な地形。
滝のほうも勢いもあって、近くで見たらすごい迫力っぽい。近づけないけれど。
幅は100mほど、落差は20mほどらしい。
紅葉の名所ではあるけれど、このときは夏になる直前頃。なんでこのタイミングで行ってみたのか覚えていないけれど。
この日は白い花(マーガレット)が、あちこちいっぱい。
散策路は公園内をぐるっとひとまわりできる路。舗装や木道と、歩きやすく整備された路。
木道を通っていくと、少しだけ滝に近づけるけれど、角度的にはあまりはっきりとは見えなくて。
千鳥が滝そのものよりも、別の滝が目の前に見えてくる。
名も無き滝。公園の中をちろちろと流れる沢の流れが作る滝らしい。
トンネルの跡らしいものも見えるけれど、滝の上発電所の一部だったのかな。
そろそろかえろっか
春夏秋と、夕張の四季折々の姿が見れる滝の上公園。
夕張市が誇る美しき景色の場所。
【場所】
【夕張市 滝の上公園・千鳥ヶ滝と名も無き滝】
【訪問日:2019.06.23】