ダンボーと歩く北海道の旅、9月の中旬に立ち寄ってみたのは上川町の層雲峡方面。かつては層雲峡めぐりのハイライトとも呼ばれた大函・小函を結ぶ遊歩道の入り口。いまは立ち入ることのできない遊歩道なので、入り口から眺めるだけだったけれど。
層雲峡は柱状節理の断崖絶壁が連なる渓谷街。かつて、そのなかでも一番の見所とされていたのが大函・小函を結ぶ路。200mをこえる柱状節理の断崖絶壁が間近に見れて、その断崖絶壁のあいだを車が通り抜けていた、秘境的な場所。
この路の向こうには、その絶景の場所が続くはずだけど、現在は閉鎖中。
かねてから落石が頻発していたため道路改良により一部トンネル化が進められていたけれど、昭和62年に天城岩の大崩落事故が起きてしまい、この地域をトンネルで通るように道路改良が実施されて。断崖絶壁を見ながらドライブできたこの路は、廃道となってしまった。。
行けないんだって
えー
それでも、廃道は遊歩道へと姿を変えて残り続けていたけれど、神削壁と呼ばれる場所を中心として落石が次々と発生。いまは遊歩道としても立ち入り禁止区域に。
「昔はよかった」で語られることの多い層雲峡。その理由のひとつは、かつて見た思い出に残る絶景が見れなくなってしまったというのが多いと思う。
「絶景か、安全か」だと、観光地としては安全をとるしかないわけで。いつかまた見れるようになればとは思うけれど、たぶん無理なんだろうな。
「形あるものはいつか壊れる」、自然の形も壊れていく。やっぱり、見れるうちに見ておかないとって思ったり。
いつかは見れるようになるかな
期待はしちゃうね
【場所】
【上川町 小函遊歩道の入り口(立入禁止)】
【訪問日:2019.09.22】