ダンボーとさ迷い歩く北海道、7月の下旬に訪ねてみたのは上士幌町の奥地、糠平湖の近くにあるぬかびら源泉郷。その中心付近となる足湯でひと休み。
足湯はいろっか
ぬかびら源泉郷は、上士幌町の奥地にある糠平湖の南側に位置する温泉街。「ぬかびら」という名称はアイヌ語で「形ある崖」の意を持つ「ノカピラ」を語源としている。音更川の沿岸の崖に人の形をしていた岩があったため、そう呼ばれるようになったというが、いまはその岩も糠平湖の湖底に沈み、見ることがかなわない。
ねこなのに...?
さて、時は大正の時代。1919年に原生林の中に湧き出る温泉が発見され、1924年から温泉の営業が開始されたという。糠平駅ができるのは昭和に入った1937年。それまでどうやって来たんだろうと、不思議に思ってしまうような山の奥にある温泉郷。
ぬかびら源泉郷温泉公園があるのは、温泉街の中心付近にあたる場所。中心部であるのにもかかわらず、公園というのがちょっと不思議だったり。
ここだね
かつて、ぬかびら源泉郷最大のホテルであったのが120室の客室を有していた「大雪グランドホテル」。1955年に開業したものの、2004年に廃業。その後長らく放置されて建物は廃墟化し続け、ようやく解体されるのは2015年頃。
解体した跡地を整備して利用されているのが、2018年に完成した「ぬかびら源泉郷温泉公園」。温泉公園だけに、無料で使える足湯も兼ね備えた休憩場所。
早朝や夕方にもなると野生の鹿が草を食べにやってくるという、きれいな緑に囲まれた温泉公園。
どぉ?
あったかいかも
足湯の方は、4月の下旬から11月の上旬ごろま無料で使用でき、10:00~17:00(夏場は18:00までかも)の時間は自由に足湯に入ることも可能。
帰る前にひと休みね
うん
終了時間になると、すぐにお湯が抜かれてしまうのがちょっとさみしいけれど、当たり前といえば当たり前。
駐車場はとくだん設定されていなさそうだけれども、そばの大雪自然ガイドセンター氏あたりの駐車場や、ちょこっと離れたところの観光協会の駐車場を利用するのがよさそう。公園脇の道路に駐車しても大丈夫そうな気がするけれど...
【場所】
【上士幌町 ぬかびら源泉郷温泉公園】
【訪問日:2019.07.27】