ダンボーの北海道制圧の旅、令和初年度の10月に立ち寄ってみたのは千歳市の美笛峠。そこは伊達大滝から支笏湖へと向かう途中をとおる峠道。
国道276号線は道南日本海側の江差町から海沿いに岩内町へ、そして岩内町から倶知安町を抜けるように山に囲まれる道を走り、支笏湖湖畔から苫小牧へと通る道。
そんな276号線の途中、伊達市大滝から支笏湖方面へと向かう峠道が美笛峠。
明治初頭にはアイヌ語の言葉から「ピプイ」とも呼ばれていたみたいだけれど、北海道特有の「アイヌ語への漢字当て」の結果「美笛」とされ、「びふえ」と呼ばれるようになったらしい。
大滝の「きのこの王国」を過ぎて支笏湖方面へと向かうと、民家も無ければ農家もみあたらない、人の住まわぬ美笛峠。とはいえ、車の通行料はそこそこのものなので、明るい時間だったら、たぶんそんなにさびしくはない峠道。
特段、紅葉の名所としてあげられることは無いけれど、この日に車のなかから見た紅葉景色はけっこうきれいで。名所にはならなくても、秋の紅葉ドライブには適していそうな場所。
そんな美笛峠の展望台兼駐車場が、ここ美笛駐車場。
車を数台停められる駐車場と、ちょっとした高台となった展望所がある無料駐車場。
あまりきれいに見られる場所ではなくって、峠道の途中の方が「すごーい」と感じた場所があったのだけれども。いかんせん、車どおりの多い峠道。急停車は禁物で。
紅葉がどのくらい進んでいるのかがわかりにくかったけれど、ニセコパノラマラインにだって負けないような美しさ、だった記憶。
遠くにはかすかに支笏湖も見えたんだけれども、撮ってみた写真では木の枝に隠れちゃってたという。
しこつこ 写ってないの?
美笛駐車場は施設は何も無いけれど。
遠くの森の底に沈むような、かすかに見える支笏ブルーを眺めながら。ちょっとした息抜きと深呼吸を兼ねながらのひと休みスポット。
【場所】
【千歳市 美笛峠駐車場から】
【訪問日:2019.10.13】