ダンボーの北海道征服の旅、去年の9月に訪ねてみたのは石狩市。
目的地は、石狩川の河口にひろがるはまなすの丘公園に建つ、現存する北海道最古の灯台といわれる石狩灯台。
夕日と一緒に灯台をと思いながら駆けつけてみた石狩市のはまなすの丘公園。
石狩川が日本海とつながる河口の1500メートルほどの砂嘴地帯に広がるはまなすの丘公園。日本海と石狩川に囲まれる公園は、遊具的な場所ではなく、46ヘクタールの草原地帯。自由気ままに歩けるわけではないけれど、遊歩道もつくられていて河口付近まで歩いていけるところ。
そんな「はまなすの丘公園」に佇む灯台が、石狩灯台。
時をさかのぼること100年以上前の明治25年1月1日に点灯が始まった石狩灯台。建設当初は白と黒に塗られた木造六角形の灯台だったという。その後、明治41年には白一色の鉄筋コンクリート製に建替えられ、今に至るという。
石狩灯台は、明治時代に建てられたものであり、北海道内に現存する灯台としては最古のもの(せたな町の定燈篭は1988年の復元)。
昭和32年に公開された映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台ともなった石狩灯台。(「おっいらみーさきのー、とーだいもーりーはー♪」の唄の映画)。
今となっては死語となりつつある「カラー映画」だったということもあり、画的に映えるようにと赤白に塗り分けられたという。
夕日と一緒に見ようと思っていそいだけれど、残念ながら日没後。日没後の夕焼けタイムには何とか間に合ったけれど。
だから はやくーって言ったのにぃ
ごめん...
ほんとに、ごめんね
さて。
昭和40年には灯台が無人化され、映画のように人がつめて灯を護るということは無くなったけれども、海を行く船を護りつづける石狩灯台。
元々は砂嘴の先端部分に建っていた灯台。時の流れで川からの堆積が広がり、今はずいぶんと先端からは離れてしまっているというのも、自然の不思議。
暗くなってくると当然灯台の灯が輝いてくれるけれど。遊歩道の中は照明らしい照明がないので、日没後はあっという間に真っ暗。灯台の輝きは船を護ってはくれるけれど、歩く人の足元は明るくしてくれないので、夕方以降の場合には懐中電灯必須かも。
高さは13.5メートルとさほど大きな建物ではないけれど、北の大地の海岸線の風雪に耐えながら、明治時代から100年以上の長きに渡り航海の安全を護り続ける石狩灯台。
また あおうね
なお、はまなすの丘公園は無料で入場できる公園です。駐車場も無料で、それなりの台数がとめられるので安心できます。ただ、ほんとうに照明とかが少なく付近は真っ暗になるので、その点はお気をつけて。
【場所】
【石狩市 石狩灯台】
【訪問日:2019.09.15】