ダンボーの北海道さすらいの旅、平成最後の夏に立ち寄ってみたのは函館方面。延々と雨、延々と曇り空の下、サンタロナカセ岬へと。
函館市の市街地から海沿いを通り恵山方面へと向かう国道278号線。恵山方面にあるサンタロトンネルのあたりからさらに海側へ向かう道が旧道となる道道41号函館恵山線。
そこは、観光名所とは言いがたいけれど、日浦洞門、道南金剛、サンタロナカセ岬と3つのスポットが並ぶ切り立った崖と海に囲まれた秘境感のあふれる道。
そしてここは、サンタロナカセ岬。そしてサンタロナカセ岩。
昔々、この地に住んでいた三太郎の息子が海へと漁へと出たのち、帰る頃合になっても戻ってこなかったという。三太郎とその嫁は、息子が出かけていった恵山の沖合いの海を眺めながら、来る日も来る日も涙を流しながら待ち続けて。
二人はいつの間にか岩に姿を変えてしまったという。
いつの日からか「立岩」とか「佇て岩」とも呼ばれるようになり、岩になった後も夫婦は息子の帰りを待ち続けているということです。
とはいえ、この岩かと思ったけれど、こっちかも知れず。
なかなか判断がつきかねる...
サンタロナカセ、なんとなく洋風な名前だけれども「三太郎泣かせ」とも呼ばれるというお話も。
ちなみにこの道はものすごく細い道路で、車がすれ違うのは困難な道。もともとはこちらが国道だったいうのも驚き。細い道ということは、駐車の際には細心のご注意を。
サンタロナカセ岬、道南金剛、日浦洞門と、3連続する秘境感あふれる地、ここはどこ? という雰囲気があふれる地。
この日はサンタロナカセ側から通ってしまったけれど、お勧めは日浦洞門側から入ってくるのがよさげ。そのほうが、道南金剛の迫力がひときわ目立ちそう。
【場所】
【函館市 サンタロナカセ岬】
【訪問日:2018.08.15】