ダンボーの北海道さ迷い歩きの旅、7月の中旬に立ち寄った札幌市の羊ヶ丘展望台。季節によっていろいろなイベントごとが催されている場所だけれども、7月の中ごろに開かれるのがラベンダー畑。
北海道のラベンダーというと、富良野方面が一大メジャー。けれども、北海道のラベンダーの発祥の地は、実は札幌市らしくって。
そんな札幌市のラベンダー畑というと、幌見峠ラベンダー園や滝野すずらん丘陵公園あたりが中心になるかもしれないけれど、規模は小さいながらも羊ヶ丘展望台もラベンダー畑としてはひとつの名所。
行く前は羊ヶ丘展望台のどのあたりにあるのか不安もあったけれど、行ってみれば何のことはなくあっさりと見つけられる場所にあって。
駐車場の目の前に立っている羊ケ丘レストハウスやオーストリア館の裏手に広がるのが、羊ヶ丘展望台のラベンダー畑。
中富良野や美瑛のラベンダー畑と比較してしまうと、なんともちまっとした雰囲気ではあるけれど。
そうは言ってもラベンダー。当たり前だけれども、紫の輝きは富良野や美瑛と同じ。
ラベンダー鑑賞を目的とするならば、開花時期の早めに行った方がよい場所。というのも、ちょっとした特徴があって。
よくあるラベンダー畑は畑に入っちゃいけなくて、モラルが問われるところがあったりするけれど。ここは畑に入ることができる場所がけっこう広い。
そこが特徴的なところでもあるのだけれど、こちらのラベンダー畑は「観光・観賞用のラベンダー畑」と「摘み取り用のラベンダー畑」の二つに分かれていて。
観光用のラベンダー畑は入っちゃいけないけれど、摘み取り用のラベンダー畑は畑に立ち入ってラベンダーと戯れることが可能(というか、入らないと摘み取りできない…)
そんなわけで、摘み取りが始まってしまうと、どんどんと花が減っていっちゃう。なので、早めに行った方がいっぱいのラベンダーに囲まれることができるってことに。
そしてこれまた特徴的なところになるけれど、ラベンダーの摘み取りについては「50本ぐらい」という制限があるけれど、無料での摘み取り体験が可能で、当然そのまま持ち帰り。無料で摘み取りできるという場所は、珍しい印象(展望台への入場料は支払っているので、完全無料というわけではないけれど)。
摘み取りの受付はラベンダー畑の奥にある白いテント小屋。そこに行って「摘み取りしたいです」と伝えれば、持ち帰りようの袋とはさみを貸してもらえる。
根元から切らないでね、とかの注意事項を受けたら、後は農作業。
摘み取りのできる区域は実際には区切られていて、今日はこの範囲までOK、次の日にはこの範囲も追加と、どんどんと摘み取り可能な範囲が広がっていく感じ。なので、早めの時間に行った方が、きれいな花を選ぶことができそうな感じ。
きれいにブーケのように束ねている方々がいっぱいいたけれど、そんな器用なまねはできず。不恰好ながら集めることが精一杯。
ラベンダー50本ぐらいというと、富田ファームの生花だったら500~700円くらいはしそうな感じ。花の状態の善し悪しはあるけれど、無料でできるというのは、けっこうお得な感じ。
摘み取りができる時期は期間限定だし、ラベンダーがきれいな時期も期間限定。開花宣言が出たら、ちょっと早めの期間に訪問してみるのがお徳かも。
【場所】
【サイト】
【札幌市 羊ヶ丘展望台ラベンダー畑】
【訪問日:2019.07.20】