ミテミル イッテミル (北海道観光スポット巡り旅)

北海道のあちらこちらを、ダンボーを相棒にした訪問記録。観光スポットからB級スポットまで巡ってみたいところ。思い出したように書くため、リアルタイム更新ではありません。季節感がズレますが、ひっそりと続ける旅の備忘録。

三笠市 一夜にしてできあがった魚染めの滝

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ダンボーと旅する北海道、曇り空の7月上旬に立ち寄ってみたのは三笠市の幾春別。 炭鉱で栄えた彼の地の一角を流れおちる魚染めの滝。

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幾春別川が流れる三笠の街。
三笠市は鉄道と炭鉱の街。炭鉱で掘り出された石炭を運ぶために鉄道が敷かれ、三笠で掘り出された石炭は小樽へと運ばれた。石炭を掘るために人が集まり、鉄道があるがゆえにさらに人が集まったであろう場所。

三笠の地で生み出されたものは石炭だけではなく。夏になると北海道の盆踊りで流れる曲のひとつ、北海盆歌の発祥もまた三笠の幾春別と言伝えられていて。

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滝だー

そんな幾春別の地を流れる幾春別川。そこの一角に流れる滝が、魚染めの滝。それは明治21年の10月にできた人工の滝。
そう、この滝は天然の滝ではない人工の滝。それも一夜にしてできてしまった滝。

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えっ…

当時。水害を繰り返していた幾春別川。炭鉱で働く人の住居や線路を作ろうと、幾春別の地を蛇行する川の流れを変えようとして工事をしていたらしい。

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工事がまだ終わっていない10月のある日、この地を集中豪雨が襲い、水量が急激に勢いを増し、図らずも一夜にしてこの滝が出来上がってしまったのだという。

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「たった一晩だって…」「すごいね」

予定していた場所にできたのか、ちょっと違ったのかは定かではないけれど。滝周辺は約4000万年前の海底に積もった地層でできている軟弱な岩盤らしく、そのせいもあってか朝起きたらできちゃった滝になったのかもしれない。
「さて今日も、土掘るぞー」とやってきた人たちは、さぞかしびっくりしたんではなかろうか。
仕事しなくてすんだー ε-(´∀`*)ホッ
とか、
仕事なくなっちゃった (´・ω・`)ショボーン
とか。。。

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落差は小さいけれど、水量も多く、勢いと迫力は感じられる魚染めの滝。かつては幾春別滝と呼ばれていたものの、滝つぼにたくさんの魚の姿が見えていたことから、いつの頃からか魚染めの滝と呼ばれるようになったという。

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グーグルマップのストリートビューは途中までしか確認できないけれど、ストリートビューが途切れたあたりから川下方面へと進める道が細いなりにもあるので、車で進入していくことが可能。
50~100mほど進むと赤い鳥居が右手側に見えてきて、その鳥居の前あたりが駐車場というよりは車の展開場所のようなスペースがあるので、そこに駐車することはできます。

そんな秀吉の一夜城のような逸話を持つ魚染めの滝。これ以上は、流れを変えないでね。

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「ばいばい「またね」

 

【場所】

【三笠市 魚染めの滝】

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【訪問日:2019.07.07】