ダンボー、ニャンボーの北海道めぐり旅、4月に立ち寄ってみたのは芦別市。この日のちょっと早めの夕ご飯に選んでみたのは、道の駅の2F にあるレストラン。
北海道のラーメンは「北海道ラーメン」というひと言で括ることができないほどに、地域地域でいろいろな特徴があって。札幌といえば味噌ラーメン、旭川といえば醤油ラーメン、函館といえば塩ラーメン、室蘭といえばカレーラーメンなどなど、あちらこちらに歴史と特性が。
そんななか、芦別市の歴史に寄り添うのが、あまり聴きなれない言葉のガタタンラーメン。
ガタタンラーメンは、とろみのついた中華風のあんかけラーメン。
ガタタン、漢字で書くと「含多湯」。戦後、満州から引き上げてきた村井豊後之亮という人が、大陸の家庭料理を参考にしながらつくりあげ、芦別の中華料理店で生み出された料理。
あっさりとした塩味系のとろみのあるスープの中に魚介系の具材や野菜などがたっぷりとはいったあんかけ風。
道の駅のレストランで食べると「お試し感」が強そうだけれども、ここから見える景色がまた独特で。
芦別レジャーランドというか北の都芦別の跡地。昭和のレジャーランド建設の歴史を感じられる場所。
でっかい観音像を眺めながら、ラーメンが届くのを待つ。
この日はちょっと変化球で梅ガタタンラーメン。
見た感じ、塩系海鮮系のあんかけ焼きそばの、スープがたっぷりに変わった感じ。
芦別の炭鉱の歴史ともかかわりがありそうなガタタンラーメン。底冷えのする夜、炭鉱帰りにあつあつのガタタンをたっぷりと。そんななかで育ってきたラーメンかもしれない。
思いのほかおいしかったりする。
食べた後は、ちょっとお散歩。
【場所】
【芦別市 道の駅のレストラン ラ・フルールのガタタン】
【訪問日:2019.04.13】