ダンボーと出歩く北海道、7月の中旬に訪ねてみたのは北の紫陽花寺として名高い、共和町の明善寺。
倶知安町から積丹半島に向かう途中の小さな町の共和町。明善寺はそんな小さな町の小さなお寺。
小さなお寺の境内に7月の中ごろから咲き誇るのが色とりどりの紫陽花。
鮮やかな花からパステル感あふれる花まで、約500株15,000本ともいわれる紫陽花が、小さなお庭を満開にカラフルに。
境内や拝観は自由かつ無料なので、気軽に紫陽花があふれ出すお庭を見学可能。
そうは言っても、小さなお寺。
境内に車の駐車スペースはあるけれど、玄関前に5~6台停められる程度。場所も広くは無いので、道路を挟んでお寺の向かいにある共和町かかし古里館に停めた方が気楽かも。
赤いの青いの紫の桃色の。
カラフルなパステルカラーに包まれた境内のお庭。
大正7年から続くお寺は、最初から紫陽花寺だったわけではなくて。
2代目の住職さんが自らの葬儀の香典返しとして準備していたのが紫陽花柄の茶碗で。後を継いだ3代目の住職さんが父をしのんで植え始めたのが紫陽花だったらしく。
大正時代から続くお寺の境内を紫陽花が埋め尽くすようになったのは、平成の世になってからとも。
お寺の建物の影に隠れるような裏手のほうにも、大き目の紫陽花が立っているので、
せっかく行ったのだったら、そちらのにも。
鮮やかだったり、淡い色合いだったり。この日は、所々はしなびていたり、ところどころはまだこれからだったりと。見ごろ中の見ごろの時期が難しそうだけれど。
小さな境内にあふれ出しそうな紫陽花の花園。お寺だから、気軽に立ち寄ってみてもよいのかどうか、行く前は悩んでいたけれど。実際行ってみたら、受付とかがあるわけでもなく、「ご自由にどーぞ」状態。
小規模なれど、気軽に訪ねることができる北の紫陽花のお寺。
【場所】
【共和町 明善寺の紫陽花】
【訪問日:2019.07.21】