ミテミル イッテミル (北海道観光スポット巡り旅)

ダンボーを相棒に北海道のあちらこちらを巡る訪問記。観光スポットからB級スポットまでいろいろと。思い出したように書くため季節感がズレますが、ひっそりと続ける旅の備忘録。

様似町 ふれ愛ビーチから見る親子岩

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日高地方の海岸線を襟裳に向かって進んでいくと、浦河町から様似町にかわった頃に見えてくる大きな岩。崖に隠れたかと思ったらまた見えたり、見えたかと思ったら、また別の岩陰に隠れたり。そんな感じで見えてくる岩のひとつが親子岩。

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様似町の西のほうの海岸線、親子岩ふれ愛ビーチ。その名称の元になった大小3つの岩が親子岩。ビーチの沖の海の上に、仲のよい親子のように静かに佇み、人と鳥を見守る岩。その親子岩は様似八景のひとつともなっていて、ソビラ岩とローソク岩に挟まれるように、ビーチの沖でのんびりと波に揺られている。

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いってみよう

親子岩は「親子岩展望台」が塩釜トンネル付近にあるけれど、そこから見ると住宅地を超えてみる形になってしまい、家並みとの比較で大きさを感じられるところはあるけれど雰囲気があまりよくなくて、個人的にはふれ愛ビーチから見るほうが自然を感じられていい感じ。

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まあ、見に行くまでもなく。。。

大きい岩が二つと、小さな岩がひとつ。海の上に浮かぶように並んでいる親子岩。よくみると海の中から3つの岩がつき出ているというよりも、大きな岩礁の上に3つの岩が置かれている感じで。

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みえてるんだけどね

堤防というか桟橋というか、そんな感じの建造物が海岸にのびているけれど、そこの先に行けば波をかぶりそうだけれども、さらに近くで親子岩を見て取ることができる感じで。

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苔というか水草というかもすごいので、滑りやすくもあるのでご注意を。

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その向こうは少しばかり小川のような流れがあって。海へと水が流れたかと思えば、波が打ち寄せれば海から水が押し寄せてきては、砂浜の小さな崖を崩して行く。

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おっとっと

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「こっちあぶないよ」「うん」

親子岩、この岩にも昔からの言い伝えがあってね。

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むかしむかし、この地方に住んでいた先住民族のアイヌの一族のお話。

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東の方での戦いに敗れたアイヌの一族の長が、妻と子供を逃したそうな。戦を避けながら、妻は子どもを連れて様似のこの地までやってきたけれども、とうてき逃げ切れるものではないとあきらめ、もうこれまでと子どもを抱いたままこの海に入り、そのまま2人はソビラ岩にかわってしまったという。

あとを追いかけながら逃げてきた長はそれを見て安心し、自らも海に入り、ソビラ岩の西に並ぶ大きな岩へ姿を変えたそうな。
長を追いかけてきた敵の一族の長は2つの岩を見て悔しがり、長が姿を変えた大岩に向けてヨモギの火矢を強弓で射ち込んだという。
その矢は大岩を3つに打ち砕き、親子岩へと姿を変えたそうな。

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「ちょっとむりがない?」「。。。う、うん」

親子岩は夕日の名所にもなっているらしく。夕日のあまりにもの華麗さに、神々が天界から舞い降りてきたほどという絶景ポイントみたいで。
夕焼け時には神々が訪れているからか、夕日を眺めながら祈ると、家族に幸福をもたらすとも言われ伝えられている場所。
ちなみに冬場ともなると、岩と岩のあいだに夕日がゆっくりと落ちていくらしく、それもまた夕日の絶景季節。

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「おみやげ。。。」「怒られるから、触っちゃダメ」

 

【場所】

 

【様似町 様似八景・親子岩】

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【訪問日:2019.04.21】