上富良野町のトリックアート美術館。上富良野八景にも数えられている深山峠の深山峠アートパークに立地するそこは、錯視と錯覚にあふれた異空間。2次元と3次元の境界を飛び越えてしまいそうな、そんな場所。
夏場は人がにぎわっていそうな場所だけれども、冬場は観覧車も停止中。併設施設も休業中。
上富良野町から見下ろす美瑛の丘並みも、降り積もる雪でただただ白く。あまり観光のお客さんもいない状態で。
そんななか、トリックアート美術館へ。
ぱっと見、入り口がどこにあるのかよく分からない外観。この看板の左のほうに、ひっそりと隠れるような入り口が。
中にはいると、そこは不思議にあふれた美術館。平面絵画なのに立体にしか見えなかったり、変化していないのに変化したように見えたりと。不思議と驚きが連続する空間。
壁に描かれている二次元の平面絵画なのに、そうは見えない不思議な絵画が次から次へと。
むかし、札幌のビッグオフにも、こんなの置いてあったような気がする。
触りたくても触れない。立体的なのに立体じゃない。そんな何ともいえない雰囲気。
奥の方へと行くと、宗教画や神殿ぽい空間が広がってきて。
ぜーんぶ、壁にかかれた絵。
でも、そこのコンセント、何とかならなかったんだろうか。
ときおり、ガイドさんが説明しながら回っていたりするけれど。物によっては、ガイドさんの説明を聞いてはじめて「ハッ!」と気が付いたりするものもあって。説明を聞きながらじゃないと楽しさ若干減少しちゃうかも。
錯覚は、片目で見たり、写真にとって見たりするとさらに楽しめたりもするけれど。
ちなみに↑は、片目で見ながら画に近づいていくと、ほんとうに向こうに行けそうな気がしてくるゲート。
ほんとうにいろんな不思議がばら撒かれていて、眩暈がしてきそうな場所。
もっとちゃんと考えて撮れば、何とも不思議な写真が撮れそうで。帰ってきてから、ちょっと後悔。もうちょと時間かけてもよかったかもと。
こちらには国内最大の天井画も描かれているようなので、その迫力もまたひとつの魅力。
入場料金は大人1300円。ざっと見るだけなら30分もあれば見てしまえるけれど。さっと見るだけならば高いといえば高いけれど、楽しみ方によってはけっこう満足できる、錯視にあふれた異空間体験。
【場所】
【サイト】
【上富良野町 トリックアート美術館】
【訪問日:2019.03.17】