函館市中心部から日浦・恵山方面へと向かう途中にある汐首岬。そこは北海道と本州が最も近づきあっているところ。
距離は17.5キロ。マラソンの距離の半分よりも短い。室蘭の白鳥大橋だと15本分くらいかな。札幌小樽間よりも短いし、室蘭登別間よりも短いくらい。
天気がよければ海の向こうに、本州青森県が見えるんだろうけれど。
残念ながら、この日は朝から天気は雨。雨と、夜が近くなり青白くなった雲が厚く覆っていては、対岸を望むすべもなく。
遠くに見えるのは薄靄がかげった海だけで。でも、もしかしたら暗く見える雲が、実は本州の影だったりして...
本州・北海道間の最短距離といわれると、なんとなく北海道の南端っぽく感じてしまうけれど、そうではなくて。どちらかというと、青森県が北海道に手を伸ばしている感じ。
地図を見ていると、太古の昔は大間と函館はくっついていたようにも見えてきて。なんかパズルのピースのようにはまりそうな気も。
「最短地点」の看板があるけれど、眺望できるスペースはあるもののこの場所には駐車場らしいものは無く、道路もカーブの出入り口付近なので路駐も避けたいところ。
ちょこーっと離れたところの路肩にこっそり停めさせてもらうのがよさそうな。
そんな感じの近くて遠い、本州への最短地点。
【場所】
【函館市 汐首岬にて】
【訪問日:2018.08.15】