今週のお題「紅葉」。ということで。これを書いている時点ではすでに秋の思い出状態。
10月の終わりごろ、紅葉前線を追いかけながら大沼国定公園へ。
大沼・小沼などからなる湖沼群となっていて、「沼」といいながらも実際には湖。湖の背後には駒ケ岳。そして湖の中には数多くの小島がたちならび、一風変わった景色を堪能できるところ。
大昔には日本新三景に選ばれたり、昔には日本紅葉の名所100選にはいったりと、紅葉の名所としても名高いと聞く。
この日は朝からあいにくの雨模様で、雨雲が厚く広がる土砂降りの中のお出かけ。
森町から駒ケ岳を回り込むように鹿部・七飯と向かいつつあったところ、鹿部の道の駅(間歇泉公園)で、急に雲の隙間が出て太陽の光と虹が。
幸先よさげ。
さて、鹿部から大沼方面へ向かう道道43号線。この道の両側も結構な紅葉の美しさだなあと思ったり。
さてたどり着いたは大沼国定公園。
ちょうど遊覧船の出発時間が近かったので、まずは乗ってみることに。
覧船は30分程度の大沼巡り旅。大きな船ではないけれど、どんな光景が見れるのかと。
大沼ほとりの紅葉は光をあびて赤や黄色に輝いて。
それぞれの小島も、自分たちの衣装を身にまとったかのように、それぞれが違った色に輝いていたり、裸になっていたり。
遊覧船のなかはけっこう自由。指定席というわけではないし(いつもかどうかは不明)、歩き回ったりしてもOKで、危ないことをしなければけっこうな自由空間。
さっきまでの雨が嘘だったように晴れ渡ってくれたけれど、いかんせん風が強くて大沼の水面は波が大きくて。
あざやかに世界を映し出す鏡のようにはいかなくて、そこが残念。
それでも鯨に遭遇したり。
そうこうしているうちに、小島のあいだから駒ケ岳が全貌を現してくる。
この時期は霧がかかって駒ケ岳が見れないことが多いらしく。それがきれいに見えるだけでもすごいのかも。
大沼の中にある小島は、駒ケ岳が噴火したときに飛んできた岩が降り注いでできたものらしく。
あんなところから、はるばる飛んできたのかと感傷的な気分になってみたり。
でも、想像してみたら怖いね。
駒ケ岳の山頂も、このときは雪の雰囲気も感じさせず。
青い湖から続く、紅葉の森、そして駒ケ岳。
なんとなく、あのてっぺんに立ってみたいと思ってみたりもする。
UMAに間違われそうな岩が背中をみせていたり。
小島を結ぶ橋は、新しすぎて風情が若干落ちるけれど、それでも自然の中のアクセント。
橋の下を渡るときは、けっこうぎりぎりで、驚き。水位が上がったらやばそう。
さてそろそろ遊覧も終わりだね。
【場所】
【メモとか】
・遊覧船は大人1100円。40分程度の間隔で運行。
・駐車場も有料駐車場(1回400円)
【七飯町 大沼国定公園にて】
【訪問日:2018.10.27】